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(回答先: 【コラム】米国を恐れなくなった平壌(上) 朝鮮日報/朝鮮日報JNS 投稿者 新世紀人 日時 2008 年 3 月 01 日 15:58:14)
http://www.chosunonline.com/article/20080301000039
記事入力 : 2008/03/01 12:02:05
【コラム】米国を恐れなくなった平壌(下)
最近、北朝鮮住民を対象に行われる米国についての講演も変わりつつある。米国に対する無慈悲な報復を一方的に主張していた過去とは異なり、米国を北朝鮮の威厳を高める手段として利用しているのだ。過去においては共産主義宗主国とされていた旧ソ連と中国が米国と対峙していたが、すでにこの両国は米国の前で身動きできない立場となり、これらの国々の役割を北朝鮮が負っているというのだ。
今や地球上で唯一、米国と敵対できる国は北朝鮮だけということを、北朝鮮指導部は国民たちに何度も強調している。今回のニューヨーク・フィルの平壌公演はこのような北朝鮮の主張を裏付けるものであり、金総書記の威厳を高めるのに一役買ったという意味付けがなされている。
とりわけ2月と4月には金総書記と故・金日成主席の誕生日があり、まさしく民族最大の祝賀の季節を迎えることから多くの音楽行事が予定されているが、ニューヨーク・フィルの講演もその一つになったといえる。強大国の米国が軍事的・経済的圧迫で北朝鮮を孤立させ押し殺そうとしたが、将軍様の気概で結局は米国もひざまずいたということを、ニューヨーク・フィルの公演を通じて大々的に宣伝することだろう。以前、金大中(キム・デジュン)元大統領の訪朝の際に、あたかも金総書記を慕ってやってきたかのように宣伝していたのとよく似たものだ。にも関わらずニューヨーク・フィルの平壌公演が意味を持つのは、「ピンポン外交」や「音楽外交」のような役割が期待されているからではない。
北朝鮮の住民は韓国戦争の際、死んでいった同胞たちの恨みをすべて米国のせいと考えていた。また、数百万人が飢え死にする祖国の統一を妨げているのも米国だと考えている。北朝鮮国民の根深い反米感情が、今回の公演でかなり解消されつつあるようだ。金正日政権が米国に対する恐れから開放されることよりも、北朝鮮国民が米国に対する誤解を解くきっかけになるかもしれないという点に、今回のニューヨーク・フィルによる平壌公演の逆説的な意味があるのだ。
姜哲煥(カン・チョルファン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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