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http://www.chosunonline.com/article/20080301000038
記事入力 : 2008/03/01 12:01:12
【コラム】米国を恐れなくなった平壌(上)
北朝鮮は米国を100年の宿敵とし、国民に対しては小学校から反米教育を行ってきた。韓国戦争(朝鮮戦争)でのイデオロギー対立で多くの命が失われた黄海道新川は、反米の生きた教育の場であり、ここを訪れるすべての国民は自然と米国に対する憎悪を持つようになる。北朝鮮のように徹底的に反米教育を行う国も珍しい。このほど、このような北朝鮮の首都、平壌の公演会場で星条旗(米国の国旗)が掲揚され、国歌『星条旗』が演奏された。
外信はニューヨーク・フィルハーモニックの平壌公演について、「北朝鮮の変化」と分析している。過去においてソ連や中国との和解のきっかけとなった「音楽外交」や「ピンポン外交」が再現されているとの評価もある。しかし今回の講演はその内容をのぞいて見ると、これまでとは異なる北朝鮮の内部事情をうかがうことができるという側面もある。それは、北朝鮮指導部が米国を恐怖の対象ではなく、克服すべき対象として見つめ始めているということだ。
ファン・ジャンヨプ元朝鮮労働党書記によると、過去において金日成(キム・イルソン)主席は存命中、常に「米国と戦争をしてはならない」と語っていたという。また、その影響を受けた金正日(キム・ジョンイル)総書記も米国を恐れているということだ。北朝鮮指導部も住民に対しては常に米国との聖戦を叫んでいたが、実際のところ彼ら自身は米国の軍事攻撃の可能性が出てくると、夜も寝られなかったという。とりわけイラク戦争当時には、金総書記以下、最高指導部たちは1カ月にわたり地下の秘密施設に身を潜めていたといわれる。ブッシュ大統領が金正日総書記を「悪の枢軸」と名指しした時にも、その恐怖は極度に達した。しかしイラク戦争でブッシュ政権が窮地に追い込まれ、(北朝鮮に対する)武力攻撃の考えがないことを把握した北朝鮮は、受身の姿勢から積極的な対応へと態度を変える戦略に出たのだ。
姜哲煥(カン・チョルファン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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