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(回答先: 日本政府は沖縄密約をまた隠蔽! 投稿者 沖縄人 日時 2008 年 2 月 21 日 17:49:23)
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200802211300_02.html
【東京】その視線は、法廷を去る裁判長の後ろ姿をじっと見詰めていた。沖縄返還の「密約」をめぐる訴訟の控訴審。「本件控訴を棄却する」。大坪丘裁判長の判決言い渡しはわずか五秒で終了した。元毎日新聞記者の西山太吉さん(76)は表情を変えず、無念さを押し殺すように原告席に座っていた。東京高裁は一審と同様、密約の事実の有無に一切触れず、審理に幕を下ろした。争点の核心を否定する政府と論じぬ司法。「法治国家としての責任放棄だ」。西山さんは支援者への報告で、怒りをあらわにした。
閉廷後の二十日夕、司法クラブの記者会見。西山さんはまゆをつり上げ、身ぶり手ぶりを交えて判決の不当性を訴えた。
棄却の根拠になった除斥期間について「期間は国が設定している。ところが国家が組織を挙げて違法秘密を偽証などでガードしている」と矛盾点を指摘。「条約にうそを書く以上の政治犯罪はない」と語気を強めた。
二〇〇〇年五月、当時の河野洋平外相が吉野文六・元外務省アメリカ局長に密約を否定するよう電話で要請したとされる点について、東京高裁は「政府の公式見解に沿って報道に対応してほしいと働き掛けたにすぎない」と言及。歴史の隠ぺいとも受け取れる行為をあっさり“容認”した。
西山さんは会見後、支援者との会合で「私が提起した密約が裏付けられたから、河野氏が電話をかけたのは明らかだ」と指摘。「裁判官は人間としての判断ができない。高裁の高い窓から世間を見ているだけだ」と怒りをぶちまけた。
一方で、「密約の否定は政府の答弁書で閣議決定された。これを覆すのは裁判所の能力を超えている」と壁の厚さを痛感。「棄却は予想していたが、やはり裁判で負けるのは嫌なものだ。無力感を感じるよ」と肩を落とす場面もあった。
「裁判所の判断ではなく、主権者の判断を仰ぎたい」。西山さんは最高裁の逆転判決に望みをつなぐ。
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