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(回答先: 米大統領選:オバマ氏に勢い ルイジアナなど3州で連勝(毎日新聞)…すこし心配な転回になってきた。 投稿者 新世紀人 日時 2008 年 2 月 10 日 17:50:34)
http://iiaoki.jugem.jp/?eid=1709
米国大統領選挙の仕組み
米国大統領選挙
複雑な仕組みを理解している人は少ないし、日本人が理解する必要もない。しかし、米国大統領はいまだ世界の指導者という地位とも考えられるから、世界の人々は関心を持っている。有権者が正副大統領候補者に投票する日は、暦によると11月4日の火曜日となる。選挙の前哨戦は昨年の春先から始まっていたので、実質2年弱ともいう長さである。
費用については前に紹介しているから、ここでは述べないが莫大な費用を要する。選挙権は18歳以上の米国民だが、居住する自治体で有権者登録をしなければならない。前回、有資格者のうち25%はこの登録をしていない。被選挙権は35歳以上でかつ合衆国内への在留期間が14年以上で、出生によるアメリカ合衆国市民権保持者となっている。
選挙は共和と民主の二大政党が各州でそれぞれの大統領候補を選ぶ予備選挙や党員集会で開始する。予備選を勝ち抜いた候補と同候補が選んだ副大統領候補を8月に行われる各党の全国党大会で正式に指名する。指名された二候補が争う11月の一般選挙は、有権者が候補の名前を記入するか、孔をあける実質的な直接投票である。選挙実施はすべて州が責任を負う。この選挙により各州で勝利した候補者の党がその州のすべての選挙人を獲得する。この選挙人が12月に正副大統領を選出するから形式的には間接選挙である。
各州の選挙人数は、各州で選出される連邦上下両院議員の合計数だが、連邦議員を選出する権限のない首都ワシントンDCも三人を選び、総計は538名である。上院議員は各州2人だが、下院の定数が変わるため、各州の選挙人数は選挙年によって違う。一般投票で選挙人総数の過半数を得た候補が勝者となる。メーン、ネブラスカ両州以外の州では、得票首位の候補が州内の選挙人全員を獲得する勝者独占方式を採用している。だから、選挙人の多い上位11州で勝てば過半数を制することができる。たとえば、55名のカリフォルニア、34名のテキサス、31名のニューヨーク、27名のフロリダなどがある。
勝者独占方式は小選挙区制と同じで死票が多くなり、第三党の進出を阻んでいる。1992年の大統領選では改革党のペロー氏は20%近い得票率だったが、選挙人を一人も獲得できなかった。ここのところの投票率は50%前後である。大統領選投票日には、上下両院議員選挙や一連の知事選、州・地方議会選なども同時に実施される。以上、管理人が理解している米国大統領選挙の全体像である。誤りがあればご指摘ください。
| 国際関係 | 18:11 | comments(1) | trackbacks(0) | ↑TOP
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