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原田武夫 「騒然としたマーケットの陰で進む米朝接近を追う 」
http://www.asyura2.com/08/senkyo46/msg/423.html
投稿者 新世紀人 日時 2008 年 1 月 24 日 12:22:10: uj2zhYZWUUp16
 

http://blog.goo.ne.jp/shiome/c/ff522164af049621d6ab6ec1a6ed3ddf

騒然としたマーケットの陰で進む米朝接近を追う
BREAKING NEWSコラム / 2008-01-23 17:37:58

新刊「北朝鮮VSアメリカ」(ちくま新書)記念講演会を開催!!


去る19日。東京・荻窪にある杉並公会堂で、拙著「北朝鮮VSアメリカ ―「偽米ドル」事件と大国のパワー・ゲーム」(ちくま新書)の新刊記念講演会を開催した。

杉並公会堂といえば、近年改装されたばかりの多目的ホールであり、かなりの大きさがある「箱モノ」だ。企画を立てた時には、提案者である私自身、「ひょっとしたら、それほど集客は出来ないかも・・・」などと弱気に思っていたものだ。

しかし、案ずるより産むが易しとはまさにこのこと。ご覧のとおり満員の会合となった。この場を借りて、深く御礼申し上げることとしたい。


800人近くにお集り頂いた今回の会合で、私自身、あらためて強く感じたことがある。

それは、日本人、とりわけ多かれ少なかれ、マーケットと直接対面する日々を送っていらっしゃる個人投資家の方々が、「今の日本」「今の世界」に大いなる疑問をいだいているということである。

もっといえば、これまで日本、そして世界を覆ってきた「偽モノ」に対する強い嫌悪感と、「真実」を追求しようとする強い集団意思といっても良いのかもしれない。こうした熱気は、今や「偽モノ」だらけとなってしまった大手メディアの言論空間に飽き足りていない、次の時代を担う日本人が着々と増えていることを示している。

こうした熱気はやがてムーブメントとなり、私たちの国=日本を大きく変えていくことになるだろう。言論界で「偽りの論」をまき散らしては食い扶持を得てきた者たちは、いい加減そのことに気づいた方が良いとあらためて忠告しておきたい。

拙著が刊行されたのは1月8日。それから2週間ほど経過したことになるが、早くもネット上の言論空間ではこの本を題材としつつ、「偽モノ」を締めだす動きが明らかに見え始めている(たとえば池田信夫氏(上武大学客員教授)のブログを参照)。来週早々には、こうした流れに大手の印刷媒体が追随する予定である。ぜひ注目しておいていただきたい。

(注:なお、VTR冒頭で「ブッシュ大統領が1月26日に述べた」とあるのは、「2006年1月26日」のことです)


騒然としたマーケットの陰で着実に進展しつつある米朝接近

さて、視線をいったんマーケットに転じてみる。

すると、今や世間は「世界同時株安」のニュースにあふれかえっている。とりわけ、そこでけたたましく繰り返されているのが、いわゆる「サブプライム問題」であり、「米国経済の低落」だ。大幅な下落基調の中で激しく乱高下を繰り返す平均株価に翻弄され、日本では誰しもが「米国の時代は終わった」「次のシステムがやってくる」と浮足立っている感がある。

しかし、ちょっと待ってもらいたい。―――果たして物語はそう単純なものなのか?

ここでいくつかの気になる動きを挙げておく。

●北朝鮮国債が着実に高騰している。総額約489億円が発行されている同国債は、昨年だけで36パーセントも価格が上昇した(関連報道はこちら)。

●ブッシュ政権は年頭早々より、今春に連邦議会で承認を得るべく奔走する案件の一つに、米韓自由貿易協定(FTA)を掲げている。一方、ニューヨークとスタンフォードでは、超党派の大物による米韓賢人委員会が続々と設立され、米国の入れ込みようがうかがわれる展開となっている。

●1月22日、米国国務省のデイリー対テロ調整官は、北朝鮮のテロ支援国家指定の解除問題で「北朝鮮はすべての法的要件を満たしているようだ」とベルリンに向かう機中で、一部記者団に語った(関連報道はこちら)。

●1月22日、ライス米国務長官は北朝鮮核問題をめぐり、ブッシュ政権の柔軟な姿勢に見直しが行われているとここになって発言してきたレフコウィッツ北朝鮮人権担当特使について「(特使は)六カ国協議に何の関係もない。(協議参加国に)名前が知られているかどうかも疑わしい」とまで述べた(関連報道はこちら)。

●2月25日、ソウルにて李明博次期韓国大統領の就任式が行われる予定であるが、ライス国務長官がこれに出席する(関連報道)。その一方で、26日には平壌で米国のニューヨーク・フィルハーモニーによる演奏会が実施される。その開催にあたっての資金提供者は日本人だ(関連報道)。ちなみに、ライス国務長官は2月に日本をも訪問するという報道が流れ始めてもいる(あ関連報道)。

以上で明らかなのは、「米国は低落した。もはや世界を仕切る意思はない」という、最近流行りの言論は根拠に乏しいということだ。いや、それどころではない。北朝鮮、朝鮮半島、ひいては東アジアについて、まさにやる気に満ち溢れているのである。


それでは、対する日本はどうか?

昨年末、ワシントンでは、次のような情報が乱れ飛んだ。
「福田政権が極秘裏に北朝鮮と握る可能性がある。米国によるテロ支援国家指定解除の前提条件である『よど号犯』の日本送還を受け入れる代わりに、「特定失踪者」を含む生存する日本人拉致被害者若干名を帰還させることで手を打つというシナリオだ」

また、同じく昨年12月、東京では次のような情報が流れた。
「横田めぐみさんの『遺骨』として日本側が平壌より2004年11月に受け取ってきた遺骨の再鑑定を、米国の連邦捜査局(FBI)に依頼した」

「火の無いところに煙は立たず」である。

「この月末(1月末)にも米朝は急接近する。2月にもその流れは続き、ついには25日にソウルにいたはずのライス国務長官が、26日には平壌に電撃訪問する。その帰途に、『事情説明』のため、ライス国務長官は日本に立ち寄る。」―――そんな最悪のシナリオの展開に備え、福田総理としても「強力な布陣」を外務省に求めるだろうと考えていたところで、私にとってもひどく馴染みのあるお歴々が再び、対北朝鮮外交の最前線に立つこととなった(薮中三十二外務次官、斎木昭隆アジア大洋州局長。いずれも私のかつての直属の「上司」たちである)。

しかし、この「強力な布陣」を見てもあらためて思うのは、2004年12月から現在に至るまで、日本政府は一体何をやっていたのかということだ。

思えば、怖いくらいにあの頃と状況は全く変わっていない。その間にあった出来事といえば、「偽米ドル」事件をめぐって米国が巻き起こしたドタバタ劇である。実に2年近くにわたって繰り広げられたこのドタバタ劇を総括することなくして、何も進めることはできないはずだ。


果たして、この総括を行う勇気を、最初に日本の誰が振り絞るのか。
あらゆる意味で「偽モノ」が排される今年だからこそ、日本の将来を占う上でこの点がまさに焦点となってくることであろう。

2008年1月23日
原田武夫記す


[新世紀人コメント]

日本国民は無責任な政府とマス・メディアにより、目隠しをされてあらぬ方向に誘導されている。
ある日ある朝、「米朝握手の巨大活字」が新聞の一面最上段に黒々デカデカと躍動するのだ。
そして福田首相やら識者達の「よかったですねバンザイです」のニコニコ顔が紙面に載せられるのだ。
そして片隅に横田御夫妻のコメントが掲載されるのだ。
そして米国の商売相手の北朝鮮は日本にミサイルを撃たない事を国民はスローに判ってゆくことになるのだ。
そして高価な「迎撃ミサイル」は北海道やあちらこちらに巡業興行の旅に出るのだ。
迎撃イベントが架空テロへの恐怖を植え付け、傭兵自衛隊の海外派兵に誘導するのだ。

唯一明るい材料の「朝鮮半島での米朝和解」を「衆議院解散総選挙」に利用するか?福田首相。3月から4月?
http://www.asyura2.com/08/senkyo46/msg/395.html
投稿者 新世紀人 日時 2008 年 1 月 23 日 19:41:10: uj2zhYZWUUp16


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