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(回答先: イエスは仏教徒だった:E.C.Prophet イエスの失われた十七年 投稿者 堀奈 日時 2009 年 1 月 10 日 16:25:56)
死海文書 - Wikiより
スペインのイエズス会の神父ホセ・オカラハンは、第7洞窟から出土した断片"7Q5"が新約聖書のマルコによる福音書(第6章、52-53節)だと主張した。物議を醸したこの主張は、近年になってドイツの学者 Carsten Peter Thiede によって再び取り上げられている。マルコによる福音書の一節であるという主張が正しければ、この断片は現存する新約聖書の中でも最古の紀元後30年から60年のものとなる。
写真は7Q5断片をマルコ書ギリシャ語原典の当該箇所(水の上をイエスが歩く場面)に重ね合わせたGIFアニメです。イスラエル警察による科学鑑定なども行われて、否定する勢力も多いようですが結論を下すのは難しいんじゃないかと思います。
マルコによる福音書はエウセビオスの『教会史』によると、イエスの一番弟子ペテロの同伴者マルコがペテロの話をギリシャ語で書き取ったものとされてます。伝承を信じるなら起源60年にマルコによる福音書が存在しても不思議ではありません。
学会の定説では、マルコ福音書は成立は70年代以後とされています。現代聖書学は奇跡を非科学的として排除してしまいますので、イエスによる神殿崩壊の予言が書かれている福音書は、エルサレムがローマに包囲された70年以後に書かれたに違いないと決めてかかっているわけです。エルネスト・ルナン以来の科学万能の合理主義者のご都合主義ですね。