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雲量<宇宙線量−地球磁場の密接な関係。そして寒冷化は確実にやってくる。
http://www.asyura2.com/08/nature3/msg/400.html
投稿者 短足鰐 日時 2008 年 10 月 03 日 20:14:39: 1dEIvwQCPSw5M
 

(回答先: 『地球温暖化論』に騙されるな!/丸山茂徳 投稿者 短足鰐 日時 2008 年 10 月 02 日 21:23:39)

(前第2章 続き)
第2章
〈弱くなっている地球の磁場〉
・アルベド(反射率)という問題がある。太陽からやってくるエネルギーを100%とすると、地表に届くのはだいたい70%くらい、残りの30%くらいは地球に影響を与えず、雲に反射されてそのまま外に出て行ってしまう。
 雲の量が増えたり減ったりする要因の一つに、地球の磁場があることは間違いない。地球の磁場が非常に強いと、宇宙からやってくる宇宙線や太陽プラズマが、大気の中に入れなくなる。
 逆に磁場が弱くなると、宇宙線がたくさん入ってくることになる。たくさん入ってくると、雲が増えることがわかっている。宇宙船が凝結核の役割をすると思われている。凝結核とは、大気中に浮遊する固体、または液体の微粒子(エアロゾル)で、水蒸気が凝結して水滴をつくる、つまり雲をつくる核となるもの。
・地球の磁場が弱くなると、地球に届く宇宙線が増え、水蒸気が雲になる率が高くなる。地球を覆う雲の割合が増えると、地表の気温は下がる。つまり、磁場の強さが地球の気温を決める要因の一つになっている。地球磁場がアルベド=反射率をコントロールしている。

〈暗い太陽のパラドックス〉
・世界中の科学者たちは「暗い太陽のパラドックス」(地球のある時期に太陽活動が活発でないのに気温が高いこと)の要因は久しくメタンだろうと考えていた。
 その後、デンマークの科学者スペンスマークが、宇宙線の長期的な変化に着目した。宇宙線はたくさんの星ができる時や、たくさんの星が死ぬ「スターバースト」という現象が起きた時に大量に放射されることがわかっている(*14C(カーボン14、炭素同位体元素)は、宇宙線が作る元素。14Cは、宇宙線照射量の尺度にできる)。「スターバースト」現象は、地球誕生以来、過去46億年間に3回起っている。2回目、3回目の「スターバースト」の時、地球が凍りついたことがわかっている。特に23億年前には、地球全体が凍土と化した「全球凍結」となった。
 世界中で石油をがんがん燃やしても、二酸化炭素は大気中で年間約1ppm(過去100年間)しか増えない。温度に直せば1ppm当たり、0.004C゜。だが、雲の量が1%変動すると、雲の反射率にもよるが、温度は0.6C゜から1C゜変わる(IPCC=気候変動に関する政府間パネルの計算も同じ)。
 太陽のエネルギーが弱く暗かった時期に、なぜ地球は晴れていられたのか(地球気温が高い)、それは、スターバースト(46億年前)とスターバースト(23億年前)の間に、宇宙線がほとんどなかった時代があった(よって雲量が少ない)ためだということをスペンスマークは解明した。
〈戦略を持たない日本は消えていく〉
・今起きている「温暖化」対策の動き全てが無駄ではないと私は思う。化石燃料から他の資源へのエネルギー転換は、一刻も早く必要だ。化石燃料を燃やせば、二酸化炭素以外にさまざまな物質を排出する。空気を化学的に汚染させる。

第3章 寒冷化は確実にやってくる
〈現代は氷河期の中の間氷期化〉
・現在、「温暖化」などと騒いでいるが、いまだ南極と北極には氷がある。大雑把に言うと、現代は氷期と氷期の間、あくまでも「間氷期」なのだ。地球というのは、二酸化炭素を排出しようがしまいが、気候変動するものだ。
 これまでのデータを、過去100年間、地球はたしかに温暖化しているが、また気温が下がってくる。寒冷化が始まってもおかしくない時期に来ていることがわかる。
〈本当の恐怖は寒冷化〉
・過去1万年間の詳細な気温変化のデータを総合すると、現代の温暖化が約500年周期のもので、過去では中世の温暖化にほぼ対応していることがわかる。
 人間が文明を創って、化石燃料を燃やし、二酸化炭素を大量に排出するようになったのは、わずか200年前くらいから。ほんの短い期間でしかない。
〈地球の磁場と宇宙線〉
・10億年という気の遠くなるような周期で見ると、地球の磁場は25億年前と12億年前に最大のピークがあったことがわかっている。4億年前頃から次第に弱くなりつつあるのが現在の状態。地球の磁場が現在の半分以下になると、地球は全部凍結してしまう。地球の磁場に宇宙線をさえぎる効果があり、地球の表面温度を上げることに貢献している。

〔短足〕
 宇宙線量と雲量が密接な関係のあること。また、地球磁場の強さが地表に注ぐ宇宙線量を左右することは、筆者にはまったく新しい知見であった。さらに、ミランコヴィッチ・サイクル(地球公転軌道の偏差&自転軸の歳差)という天文的物理現象も複雑にからんでくる。
 丸山教授はまた、確実にやってくる寒冷化の方が温暖化よりも人類に甚大な影響を与えると警告してやまない。


丸山茂徳氏講演「論争地球温暖化 CO2温暖化主犯説に物申す」
丸山茂徳氏講演「論争地球温暖化 CO2温暖化主犯説... Details ...10分 - http://video.google.com/videoplay?docid=-2363374941900418188

ひと:丸山茂徳さん=「地球は冷える」と主張する地質学者
http://mainichi.jp/select/opinion/hito/news/20080922ddm002070158000c.html  

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