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(回答先: 温室効果ガス地球温暖化説の嘘(その71)=京都議定書は直ちに破棄すべきだ! 投稿者 スパイラルドラゴン 日時 2008 年 4 月 25 日 07:08:05)
http://blogs.dion.ne.jp/spiraldragon/archives/6901280.html より全文転載。
「らくちんランプ」の管理人スパイラルドラゴンです。今日は、2008年4月25日です。本日は、地球シミュレータによる気候予測のデタラメを指摘している内容の、2006/03/16に発行された「サマータイム制導入に反対する」 vol.211を転載します。
(以下転載)
【サマータイム制導入に反対する】 vol.211 2006/03/16 発行者:media
http://archive.mag2.com/0000144953/20060316173804000.html?start=580
◎温室効果説に対する疑問(その71)
サマータイム導入の論拠となっている温室効果(による地球温暖化)説に対する疑問を述べるシリーズの第71回目です。
信者が祭司様を招いてありがたがる、山根一眞氏の「メタルカラーの時代」(週刊ポスト 2006 3/17号)。
今回は、科学…ということになっている部分を見ていくことにいたしましょう。
前回の主役(?笑)は山根氏でしたが、今回の主役は、ゲストの井上元氏(国立環境研究所 総括研究管理官)になります。
●シミュレーション原理主義
井上氏によると、二酸化炭素の温室効果による地球温暖化説の正しさを証明する明確な証拠が、この一年で見つかったそうです。
それを叶えてくれたのが、2002年に完成した世界最速のスーパーコンピューター「地球シミュレータ」だそうです。
これにより、「気候モデル」が大きく進歩したのだそうです。
そして、過去百年の気候(なぜか気象とは言っていない)が再現できるようになったそうです。
何でも、火山灰や雲の影響などといった「自然条件」も再現できるのだそうです。
つまり、完璧なシミュレーションと言いたいわけ。
で、そのシミュレーションによると、過去25年間に限っては、「ある条件」を与えないと、観測データに一致しないのだそうです。
で、その条件とは何か?というと、二酸化炭素なのだそうです。
二酸化炭素の排出量などをデータとして入れてやると、一致するんですって。
で、証明された!というわけです。
ふ〜ん、そんな完璧な気候シミュレーター(気候モデル)があるのなら、当然、昨年末から1月ごろにかけて日本を襲った寒波や大雪も予測できたんですよねー。
井上氏らは、暖冬を予言した気象庁に反論していたんですよねー、当然…。
それにしても、なぜCO2効果が現れるのが「過去25年間」だけなの?
それ以前にだって、CO2は排出されていたはずでは?
「過去25年間」の部分が一致しなかったのは、「気候モデル」が間違っていたからじゃないの?
「過去25年間」以前の部分が一致したのが偶然だったんじゃないの?
昔はデータのとり方が大雑把だったでしょうし。
それに、どんなシミュレーションにも誤差はつきものなのですがねー。
それが語られていないのが、不 思 議。
温室効果があるのは、二酸化炭素だけではありません。
(代替)フロンとかも、です。
これらは無視ですかぁ?
それで一致するのは、不思議ですねー。
(代替)フロンの方が、効果が桁違いに大きいって聞いたんですけどー。
この知識は間違いですか?
それとも、(代替)フロンによる温暖化は大したことないとでも?
そんなこと言われちゃうと、「ストップ・フロン全国連絡会」や「自動車リサイクル促進センター」とかのオジサン・オバサンたちの立場がなくなっちゃうんですけどー。
あ、そーか、それで「二酸化炭素の排出量などを…」と言ってるわけか。
でも、それなら「二酸化炭素等の温室効果ガスの排出量などを…」と言うべきじゃないか?
「など」というところがクセモノですね。
何とでも解釈できる。
具体的に何がどのくらいかかわっているのか?、はっきりしない。
これでは、本当に二酸化炭素の影響かどうかなんて断定できないじゃん。
排熱とかの影響は、どうなっちゃってるんでしょう?
その影響は無視ですかぁ?
それで一致するなんて、とっても不思議。
何とも曖昧な話です。
●ブラックボックス化されたソフトウェア
シミュレーションをありがたがる人達は、何か重要なことを忘れてはいないでしょうか?
それは、シミュレーターとは、ブラックボックス化されたソフトウェアにすぎない…ということです。
ブラックボックス化されているため、中で何(どういう処理・計算)が行われているかもわからない。
当然、インチキやってても、わからないわけです。
話は少し違いますが、最近問題になっている耐震強度偽装も、強度計算ソフトのブラックボックス性を悪用したものです。
だから、簡単にはバレなかったのです。
要するに、シミュレーターなんて、ただのコンピューター・ソフトウェアにすぎないのです。
つまりは、“人がつくったもの”にすぎないのです。
問題の記事には、「人為的気候変動」なんて小見出しがつけられているのですが、シミュレーターこそ人為的なものなんすよ。
要するに、“環境屋さん”たちは、過去25年間に関し、二酸化炭素の排出量(など)を入れてやると観測データに一致するコンピューター・ソフトウェアの開発に成功した!というだけのことなのです。
こんなものは、確かな証拠とは言えません。
観測に一致するデータを算出するソフトウェアの開発は、それほど難しいことではありません。
特に、カオスなどのような離散力学を勉強した方なら、おわかりいただけるはずです。
●あまりに美しすぎる
さて、この記事には、国立環境研究所による二酸化炭素の観測データのグラフも載っています。(146ページ)
う〜ん、科学的ぃ!
北海道根室半島の落石岬と、沖縄八重山諸島の波照間島という、二箇所のデータです。
確かに、これらのデータ(グラフ)を見ると、二酸化炭素が年々増加しているようです。
ですから、純真な人達は、信じ込まされてしまうでしょう。
ところが、疑り深い意地悪な人達の目には、胡散臭いものに見えてしまうのです。
なぜなら、データ(グラフの形)が、あまりにも単純で美しいものになっているからです。
たとえば、増え方などは、まるで定規でも用いて描いたかのように、単純で美しい直線的な上昇のし方をしています。
また、毎年の年周期ごとのグラフの形が、ほとんど同じか、周期的。
まるで、最初に描いたグラフをコピーして、横に連なるように、ただし右へ行くほど少しづつ位置が高くなるように、しかも少しづつ違って見えるように適度にノイズをのせて、次々とペースト(貼り付け)していったような感じに見えるのです。
気候は毎年違うはずですから、これはちょっと不自然。
不自然といえば、北海道と沖縄で、グラフの形が似ていること、もっと詳しく言うと、ピークやボトム(注:ピークの反対、すなわち、年周期の最低値の部分を、こう呼ぶことにします)の時期が同じなのも「?」です。
高緯度と低緯度とでは、暖房の使われ方や、植物等の生態のあり方も違ってくるはず。
となれば、ピークやボトムの時期も違ってくるはずなのですが、同じなんすよ。
不思議、不思議…。
●尖がりが意味するもの
さらに奇妙なのは、ボトム部分が、やたらと鋭く尖(と)がっていることです。
数学的に言えば、微分不可能なくらいに。
これは、ちょっと不自然でないかい?
なぜ、こうも尖るのか?
それを解明するために、“どういうことをすると尖るのか?”ということを考えてみましょう。
たとえば、下図の例で考えてみます。(等幅フォントで御覧下さい。)
(図1)
A B
・ ・
・
C
三つの点、A、B、Cが、三角形状に並んでますね。
で、AとC、および、BとCとを、線で結ぶと、V字が出来ますでしょう。
では、こうしてできたV字の尖がりを、さらに尖らせるには、どうしたら良いでしょうか?
その一つの方法として、下図のように、点Bを高い位置へ移動させる…という方法があります。
(図2)
B
A ・
・
・
C
実際、線を引いてみると、そのことがわかると思います。(下図)
(図3)
B
A B A /
\/ → \/
C C
このことからわかるのは、右の方にある点の位置を高くするようなことをすると、ボトムの部分で尖り方が酷くなる…ということです。
ということは、ボトムの部分が不自然に尖っているグラフは、右の方へ行くほど、値が高くなるような操作を加えた可能性があるということではないでしょうか?
つまりは、データ操作のような不正行為があった可能性が考えられる…ということです。
ついでに言うと、先ほど述べたコピペ行為でも、ボトム部分での不自然な尖りが生じます。
いずれにせよ、もし不正があったことが事実なら、これは許されないことでしょう。
もちろん、これだけでデータ不正行為(捏造や操作)があった…
と決め付けることはできません。
なぜなら、これらは、あくまで極めて間接的な情況証拠にすぎないからです。
とはいえ、十分な厳密性や客観性が要求される科学の分野ともなれば、第三者による十分なチェックが必要でしょう。
●米帝vs捏造屋さん
では、そのようなチェックは、キチンとなされているのでしょうか?
答えは、全くの「ノー」(もしくは「ノン」)です。
そう、ノーチェックなのです。
完全性善説主義。
そんなことで良いのでしょうか?
もっとも、これは、地球温暖化研究に限ったことではないのですがね。
ほとんどの(非実用分野の)科学がそうなのです。
ま、たま〜に、権威ある人達が、恣意的に、御都合主義的に、チェックすることがあるようですけどね。
それがなければ、完全ノーチェックです。
これが、科学の現実!
もっともに、米国には、チェックする機関が存在するようですがね。
でも、これも、分野が、医・薬・食品…といったような健康に関する分野に限られているようです。
まして日本は?ともなれば、ほぼ、オール・ノーチェック。
信じなさい!の世界です。
そんなことだから「神の手」なんてのが現れたりするんだよ!
米国にチェック機関があるから、米国の研究は信用できる…などと思ったら、大間違いです。
チェック機関が存在するのは、米国では、それだけ捏造が多いからです。
何しろ、米国の科学研究に対する投資額は、欧州と比べても、桁違いに多いです。
まして、日本など、足元にも及ばない。
そんな国だからこそ、“捏造屋さん”も多く集まってきますし、手口も巧妙なのです。
ですから、こういう実態を知ってしまうと、146ページの井上氏のセリフ、「でも日本と比べ、研究者の層の厚みはアメリカが勝っていますよ。みな非常にいい仕事をしています。」も、虚しく響くだけです。
環境問題研究は、人口の大半を占める一般の人達からは、最も批判されにくい、つまり、ウケやすい研究分野(の一つ)です。
そこが問題だと言いたいのです。
二酸化炭素に温室効果があることまで否定する人は、まずいないでしょう。
また、人為が気候に何らかの影響を与える可能性まで完全否定する人も、まずいないでしょう。
問題は、それらの研究が本当に信頼できるようなものなのか?ということです。
特に、ある種のイデオロギーや利権が絡んでくるとなると、無批 判でいるのは、あまりにもおめでたい態度ではないでしょうか?
それとも、権威に対しても「無防備宣言」しますか?(笑)
発行者:media( mediawoutagau@yahoo.co.jp )
お手数ですが、件名(Subject)に ST とご記入願います。
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http://mediax.hp.infoseek.co.jp/mm8/mm.htm
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を利用して発行しています。http://www.mag2.com/
(転載終わり)
スパイラルドラゴン拝
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