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痴漢裁判 新潮45 2008年1月号「植草キョ―ジュの痴漢法廷闘争録」を読んで
横田由美子さんが、半年前に発表された記事である。噂には聞いていたが、すでに判決が出た後で、明快な判決要旨を読み終えていたからさして気に留めなかった。最近ふと、傍聴内容も書かれているのでは?と思って、図書館の雑誌コ―ナーをのぞいてみたらちょうど置いてあった。第7回公判の速記録はネット上では公開されておらず、詳しく知りたい方もいらっしゃるかと思い、勝手ながらそれに関する部分を幾つか紹介したい。2007年5月18日第7回公判、被告人質問のやりとりについて以下の記述がある。
〔引用〕
その一方で、肝腎なところは曖昧だったり滑稽だったり、ちぐはぐしたやりとりに終わることが多かった。例えば、女子高校生から「やめて」と言われ、体の向きを変えたことについて。
――疑われていると思ったから、体の向きを変えたのではないか。
「眼を開けて、関わり合いになりたくないと思って」
――疑われると思っていた?
「思っていません」
――疑われていないのになぜ向きを変えたのか。
「とっさに向きを変えた」
〔終〕
この内容だと、植草氏は被害者が自分に対して抗議していると思わなかったようだ(目の前で文句を言われているのだが)。別人に対して抗議しているから、関わり合わぬよう向きを変えたという主張だ。そうすると「植草氏は謝罪するかのように被害者に対して右手をかざした」という逮捕者の証言とまったく違ってくる。被害者も目撃者も、植草氏は被害者に対して手をかざしたと証言しており、彼の証言だけがポカリ宙に浮く。
〔引用〕
――kさんに腕をつかまれたとき、何か言ったか?
「何もしていませんよ、と声帯を使わずにいった」
――再現していただけますか。
「・・・・・・」
植草は大真面目に口パクをしている。傍聴席からは失笑が漏れた。裁判長も思わず「口が動いたのはわかる。自分ではわかるけど、他人にはわからないということだね」と口を挟んだ。
〔終〕
無実なら、はっきりと否定するだろう。憤怒してもおかしくない。騒ぎにしたくなかった、というのが植草氏の言い分だが、それでいて、ホームに降りるといきなり被害者に示談しようとして暴れた。彼の話はいつも辻褄が合わない。
この他の公判内容として、Sという女性の話、Bという女性の話、デジカメで撮影したこと、女子高生の制服をアダルトショップで購入したこと、アダルトビデオを購入したことなどが書かれている。性交渉のあったB女性に弁護士を通じて100万円を渡した話ももちろんあり、これらはスポーツ新聞(報知・日刊スポーツ・スポニチ)の内容とほぼ一致する。横田さんの記事もマスコミの記事も証言内容を適切に伝えているといえよう。
横田さんの記事は8ページほどで、いろいろ書かれているが、その中でもデリヘル嬢の話は見逃せない。記事には次のように書かれている。
〔引用〕しかしこの事件を起こす約5ヶ月前、植草から呼ばれたというデリヘル嬢がいる。(中略)彼女は五反田のデリヘルで働いていたが、06年5月ごろ、植草からオフィスがある港区白金台に呼ばれた。〔終〕
源氏名あられちゃん(19歳)のことで、二人の痴漢プレイの様子も詳しく書かれているが、ブログに引用するのは憚れるので、知りたい方は新潮45をご購入ください。それにしても前回の判決が出たのが2005年3月23日。4月7日に「法廷の外に場を移し、冤罪の汚名を晴らすために命を懸けて闘いぬいてまいる覚悟でおります」とコメントした。そうして罰金納めて、地道に活動して名誉を回復していくとインタビューに答えながら(2005年8月)、翌年の春には事務所に女性を連れ込んで痴漢プレイをしていたというのは、いかがなものか。しかも当時大学教授という立場でありながら・・・・。
S女性やB女性とも似た様なことをしながら、結局、迷惑防止条例違反で三回逮捕された。最初の事件では犯行を認めて罰金五万円を支払い、二回目の時も最初は犯行を認める調書にサインし、マスコミに知られるや否認に転じた。三回目には自殺を計っている。こういう人物を今なお支持する人は、どういう神経をしているのだろうか。
事実無根なら、あられちゃん、横田さん、検察を女性セブン同様に訴えているはずだが、現実には7回公判で被告人は概ね事実を認めたと報道されている。
アサヒ芸能(徳間書店)を訴えても、植草氏を犯人・ヘンタイ扱いした大谷昭宏氏、宮崎哲也氏、橋下徹知事は訴えない。あられちゃんは2007年5月にAVデビューし、ビデオ「VIRGIN BODY あられ 」で植草氏との性交渉を語った。面会した・してないと、ぐっちーさんが問題になっているようだが、性行為をビデオで語った女性の方がよっぽど名誉を毀損していると思うが・・・・事実は覆せないか。
最後に横田さんご自身の体験談を書いておこう。
ご存知のように、当初横田さんは手鏡事件における植草氏の無罪を支持していた。月刊現代2005年五月号に「かくも長き沈黙を破る 煉獄の1年『不当逮捕と家族』を語る」というタイトルで、冤罪の疑いが捨てきれないという記事を発表していた。
自然植草氏とは面識があり、酒席をともにしたことが三度あるという。そして「彼が酒に酔うと、真面目で紳士然とした態度は一変するのだ」と書いている。ある時、編集者を含めた三人で南青山にあるフレンチレストランにいったが、二時間もすると植草氏は別人のように変わった。
〔引用〕「不倫とかしたことないの?」となめるような視線で問いかけてきたのだ。閉店近くまでその店で粘ると、「もう一軒行こう」と足下をふらつかせながらもしつこく誘ってくる。そんな彼を無理矢理タクシーに押し込んだのを覚えている〔終〕
お酒を召し上がるとコントロールが効かなくなる、ということらしい。
Posted by 北風太郎 at 20:41 |Comments(0) | 痴漢裁判 雑感