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http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200812261927
【Technobahn 2008/12/26 19:27】米司法省が警察などでの国内治安維持用途に非致死性レーザーガン「PHaSR(Personnel Halting and Stimulation Response rifle)」(画像)の採用を検討していることが24日までに英科学雑誌「ニューサイエンティスト」の報道により明らかとなった。 非致死性レーザーガンは、米空軍研究所が研究・開発中のもので対象に対して特殊な波長のレーザー光線を照射することで、対象の視覚能力を一時的に奪う「目くらまし(Dazzler)兵器」の一種。失明に至る「目くらまし兵器」は国連の特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)で使用が禁止されているが、このレーザーガンの場合、一時的に目が見えなくなるだけ失明に至ることはないため、国際法上も使用には問題は発生しないとしている。 米司法省では既に、非致死性兵器として警察に対してワイヤー針タイプのスタンガン「テーザー(TASER)」の所持と使用を認めてきたが、死亡事故が多発するという事態を受けて、改めてテーザー銃よりも安全性の高い非致死性ウェポンとして非致死性レーザーガンと携帯可能なアクティブ・デナイアル・システム(Active Denial System)を採用する方向で検討に入った模様だ。 アクティブ・デナイアル・システムとはマイクロ波を照射する非致死性兵器。このマイクロ波の照射を受けた対象は皮膚の表層部の水分が一瞬の内に沸騰し、対象に対して非常な苦痛を与えるというものとなる。 アクティブ・デナイアル・システムはイラクなどの治安維持用に開発が進められてきたものとなるが、研究者の間から「NON-LETHAL(非致死)」ではなく「NOT-LETHAL(致死に至る限界)」だとする批判が殺到。実配備は見送られてきたものとなる。 米司法省では射程が数メートル前後にまで威力を弱めたアクティブ・デナイアル・システムを開発することで、人体に対する危険性を低減させるとしている。 |