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(回答先: 政権交代で北欧の福祉政策は変わったか − 東洋経済 投稿者 kaname 日時 2008 年 3 月 15 日 19:09:56)
>スウェーデンでは社会民主労働党(社民党)が32〜76年、82〜91年、94〜2006年と、長期にわたって政権を担ってきた。
>社会主義的な政策の行きすぎは失敗する
>スウェーデンではマイナス成長が3年続き、失業率が88年の2%から、94年には9・4%へとハネ上がった。
「社会主義的な政策の行きすぎは失敗する」というタイトルっておかしいですね。
内容をまとめるなら「新自由主義的な政策の行きすぎは失敗する」でしょう。
失業率が低かった88年は社会主義的な政策の社会民主労働党の時代で、91年から94年は穏健党の時代だから、新自由主義の政策によって失業率が9・4%へとハネ上がった、ということではなかろうか?
>しかし、やがてこれらの政党が政権を奪取して、新自由主義的な政策を実行すると、それが経済の混乱を引き起こし、まもなく政治的敗北を喫した。その結果、スウェーデンの穏健党とデンマークの自由党は、共に新自由主義を捨てた。
大失敗したのは新自由主義のほうじゃん。
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> 日本は今なお先進国中で一党支配を続けている唯一の国であり、これが構造改革の妨げとなっている。
> 政権の座に長いこと居座っている政党は、少しずつ世情とかけ離れ、意思決定が硬直化し、反応が鈍くなる。自民党はまさにそうだ。小泉純一郎元首相がさまざまな改革を試みたにもかかわらず、現在の福田康夫政権は、派閥の領袖や官僚の意向で、時計の針を元に戻してしまった。
・・
>――構造改革では、職ではなく人間を守ることを強調しています。
> そのとおり。これによって、わが党は改革に対する前向きな姿勢を打ち出しやすくなった。数年前、英国のブラウン財務大臣(現首相)と私は、『ソーシャル・ブリッジ』(社会の橋、の意味)という論文をまとめました。これは競争力を失った職から新たな職へと移動する人々に橋を提供しようという考え方です。スウェーデンの労働組合は、痛みを伴うけれども必要とされる構造改革に前向きな姿勢をとっている。まさに、職ではなく人間を守る社会保障が充実しているからです。資本主義を強化したければ、社会のセーフティネットを充実させないと。
小泉の新自由主義的な「構造改革」とスウェーデンの社会民主主義的な「構造改革」とでは方向性が真逆ですよね。なのに、スウェーデンの「構造改革」をダシにして小泉の「構造改革」を賛美するって、どういう感覚なのだろうか?