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(回答先: 【コラム】北京五輪と政治問題(上)(朝鮮日報) 投稿者 あっくん 日時 2008 年 3 月 04 日 21:34:43)
http://news.livedoor.com/article/detail/3535605/
【コラム】北京五輪と政治問題(下)
2008年03月03日12時00分
問題は、諸外国が北京オリンピックの政治的特殊性について深く悩んでいるのに対し、韓国政府やスポーツ界はまるで別世界の話というように無関心だということだ。韓国にはオリンピック代表選手が守るべき政治的中立義務などに関する具体的な規定や方針がない。2004年のアテネ・オリンピックの選手団規定を見ると、第6条第1項と第2項に「選手団の名誉、国の威信を傷つけた者は帰国措置などの懲戒を受けることもある」という広義の品位規定があるだけだ。
一方で、米国オリンピック委員会の姿勢は参考に値する。「公式行事で“民主主義万歳”というスローガンが書かれたTシャツを着ることはできない。だが、個人の休憩時間には何を着てもその選手の自由だ」という具合に線引きをしている。また、名誉大使としての代表選手の役割に関するセミナーを開き、「どのような立ち振る舞いが適切か」について選手と討論し、教育する機会を設けている。
オリンピックが始まれば、記者ら数万人が北京に押し寄せる。突然の「敏感な問題を含む質問」に途方に暮れる韓国の金メダリストたちの姿が全世界にテレビで生中継されたり、慎重さに欠ける受け答えが外交的に波風を立たせることになるかもしれない。
韓国でも穴だらけの選手団規定を強化し、中国の特殊な政治事情について教育すべきだ。表現の自由の限界とはどこまでなのか、敏感で政治的な質問にはどのように対応すべきなのか、選手たちと共に話し合う必要がある。それを怠るのであれば北京で「政治オリンピック」の罠にはまり、苦しい立場に立たされることになる可能性もある。
スポーツ部=キム・ドンソク次長待遇