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(回答先: 極悪な法・制度は「まず撤廃・原状回復」が当然の筋でしょう(市民派議員MLへ) 投稿者 ヒゲ-戸田 日時 2008 年 6 月 05 日 21:21:24)
おなじく近畿市民派議員メーリングリスト(と連帯ユニオン議員ネットML)に流した
私の投稿です。
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●「後期高齢者医療制度に反対だが賛成する」という不思議な議決行動をする一部議員達
門真市議の戸田です。
後期高齢者医療制度そのものは、国会での議決で決まってしまう。自治体議会
で後期高齢者医療制度を成立させるか否かの論議や採決がされるわけではない。
国会で決められた悪法悪制度は、「もはや逆らい得ないもの」として自治体に
降りて来て自治体議会が実質自動承認する(他ない)ようにさせられているのが
日本の現状。
しかし、だからと言って自治体議会で後期高齢者医療制度実施に絡む(不可欠
な)種々の条例新設改定・予算措置に「反自公・後期高齢者医療制度反対」を掲げる
議員が賛成してしまって良い訳がない。
それでは「口先だけ反対・行動は賛成」派になってしまう。
国政レベルで反対している民主党や社民党の自治体議員の多くがそういう自治
体議決で賛成しているのは、自治体での「自公民社結託・癒着体制」(いわゆる
「オール与党」体制)から抜けようとしていないからで(反対貫徹の議員もいる
が)、私は「あの人らの内実はあんなもの」と思うのだが、最近驚いたのは「反
自公・市民派」を標榜する若手議員の間でも、同様の賛成行動を取った議員が何
人もいた事だ。
「後期高齢者医療制度に反対だが賛成する、という不思議な議決行動」、と私
が呼ぶ所以である。
「極少数派・野党議員」である私などは、例え連動実施的案件や逆らい得ない案
件であっても、「自分の意志表示として」・「政治主張の整合性保持のため」・
「反対者の存在を記録に留めるため」、反対議決と反対討論を常として来た。
それが当然の務めだと確信している。
ましてや、後期高齢者医療制度は、自公政権打倒の重大環であり、広範な住民
が激烈に怒り、命や生活が現実に日々脅かされる案件ではないか。
これの関連条例・関連予算案に賛成するなどは、少なくとも「反自公・後期高
齢者医療制度反対」を標榜する議員ならば、とうていあり得ない選択であるはずだ。
私と気持を同じくするある議員が、それら「不思議な議決行動」をした若手議
員らに問い質したところ、「国会で決まったから反対しても仕方ない」・「うち
の自治体単独で高齢者保健をやっていけないので反対できない」・「賛成討論の
中で後期高齢者医療制度の問題点を指摘し、この制度そのものには反対だと論じ
た」などの答が返ってきたが、賛成議決が間違いだだったと言う議員はいなかっ
たらしい。
これらの議員の議会では、彼らが反対したら議案が通らないという状況には全
くない。少数派野党なのにあえて賛成したのだ。
私がもし迷うとしたら、反自公議員が多数を占めて「素直に反対したら法・制
度に真っ向対決になってしまう」状況の場合の一部だけだが、その時でも「自治
体議会で法・制度への異議申し立てを表面化させる事が、事態改善の正当な一歩
である」ことを基本線として押さえた上で、戦術判断をするだろう。
ただしその「柔軟な戦術判断をする」場合でも欠いてならない事は、大衆にき
ちんと説明すること、大衆に不信感を抱かせない事、悪法撤廃闘争の一助になる
ようにする事だ。
反自公政治を標榜する少数野党であるのに、大衆に説明もせず、「制度には反
対だが議決では賛成する」では、自分を支援した人々・団体を裏切り、大衆に不
信を与えて悪法撤廃・元凶打倒の闘争への意欲を削いでしまうだけだ。
議会内での居心地の良さと引き替えに、最も大切な「信義」を失う行為である。
私はたとえ支援者の大多数と意見が違っても、市民の圧倒的多数と意見が違っ
ても、自分の意見は堂々と公表する。(一例を挙げれば、私は議員定数削減にも
報酬削減にも反対している。委員長手当や派遣議員報酬などの隠れ手当の全廃は
主張・実行するが。)
「後期高齢者医療制度に反対だが賛成する」という不思議な議決行動を取った議
員さん達の場合は、今正当に怒っている高齢者やその家族に自分の議決行動を面
と向かって、文章において、ちゃんと説明しているだろうか?
私は「寡聞にして聞いていない」。
「後期高齢者医療制度に反対だが関連議案は議会で賛成した」という議決行動
を取った議員さん達からの意見が、このメーリングリストに出される事を私は期
待する。
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戸田HP http://www.hige-toda.com/
後期高齢者医療制度問題の特集
http://www.hige-toda.com/_mado04/koukikoureisha/koukikoureisha.htm