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保守政治の基本っていうのは、人に「失うものを持たせる」ことだと思うんですよ
ね。
人に、動産、不動産、家族、子供でがんじがらめにすることだと思います。悪い意味だけで書いているのではありません。
こうした統治の知恵がまったく無いのが、落語系若旦那大臣です、私には、彼らが
安っぽい青春映画に登場する、貧乏だけど、明るい主人公たちのグループの入れな
い、屈折した金持ちの息子役に重なってしまうんです、小泉、安倍、福田、麻
生、、、。
これら、親がエライだけで、大臣の道を歩んだ連中と、偏差値ゲームでハイスコアー
をクリアーしただけの人たちが取り巻いて、日本を仕切ってるのだから国民も大変で
す。
秋葉原、今回の事件、みな驚いた顔を装っているだけで、腹の中では誰もびっくりし
てないのではないかしら。不思議な沈黙を感じてしまうのは私だけでしょうか。
「びしっ」と、彼らの蛮行を人間主義の立場から批判している文章を私の不勉強の故でしょうが、お目にかかってないです。
一鍼多助さんは、以下のようにかかれてます。
「。。私は社会には文化力と言うようものがあって（それは何かと言うと
その社会の持つ文化が自分を含め人間の愚かさを認めつつ人間を許していくというよ
うな力、つまり、そこに住む人々の思想、感情の奥深さや、包容力です）
そのようなものが極端な絶望や疎外感に落ち入る人々を救うのだと思います。。。」
私なりに解釈させていただくと、
弱者、少数者に対する「寛容」さ、「無駄」を人が人でありうるための要件としてある程度認めることが民主主義の成熟度をあらわし、人が人として生きるに値する社会の要
件だと思います。
敗者復活戦の無いアップダウンクイズのような社会を容認する政治、一種恐怖政治ですよ。
新自由主義ってのは、強者の醜いエゴを正当化する思想です。
自分ひとりだけうまくいっても、おもしろくない。だからといって、自分が努力することなしに安心して暮らせる世の中、そして「自分自身」なぞ絶対ない。長生きだけ自己目的化しても同様つまらないと思う。
安い正義感を振り回しても（テレビのコメンテーターは、「仕事上」しているだけです）なにもかわらない、ではどうすればいいのか、自分でもひょっとしたらなりかねないという「畏れ」を持つこと、そしてそれは、一人の力では、できないってことに行き着くのではないかと思います。 エラそうな事を書いてしまいました。
凶刀の犠牲になられた方々のご冥福をお祈りします。
- 取り留めもないことを1筆ならぬ1キーボード 一鍼多助 2008/12/07 22:47:55
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