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(回答先: みんなが「仕方がない」とその現実の上にあぐらをかいたら 投稿者 sunflowers 日時 2008 年 10 月 23 日 00:43:12)
>sunflowersさん どうもです。
すべての未来は現在から枝分かれした先に生み出されます。
物事にはすべて「順序」というものがあるのです。
sunflowersさんの想い描かれている未来像は間違いではありません。
しかし、現実問題として、日本の労働者に出来得ることは「今現在」日本を変える以上のことは出来得ないのです。
日本の労働者の大多数の人が協力すれば、人口の約60%ですから、日本の未来は切り開けます。
ある条件さえ整ったなら、「最低賃金を日本で生活を出来る基準には引き上げられる」でしょう。
その時点で、日本の経営者の多くの人が「外国人出稼ぎ労働者を切る」と考えられます。
現在、経営者が外国人労働者を雇用するのは「賃金コストの抑制のため」という意味合いが大きいのですから、「どちらを雇ってもルールと定められた、日本で生活出来得る最低賃金は支払うことになる」のなら、日本の労働者を選択する経営者が増えるのは予想できることでしょう。
このことの意味をよく考えていただきたいのですが、今現在は、日本の労働者に出来得ることは「日本の労働者を救済すること」だけなのです。
日本人が有している選挙権は「日本の選挙権だけ」で「中国の選挙権も、アメリカの選挙権も、ましてや世界政府の選挙権もない」のは、厳然とした事実でしょう。
すべての未来は現在から枝分かれした先にある。というのは、突拍子もない理想論をとなえても意味がないという意味です。
今群馬県にいる人が東京に来るためには、それなりの時間を使って、埼玉県を経由して来るしかないのです。誰にも瞬間移動なんてことは出来ないのですよ。
>【私は、自分の立場から離れ、幅広く、また深い視野をもって、社会を捉え、社会の幸福最大化のための方策を考えていきたいと思っています。
格差をなくすために必要なのは意識・行動改革。】
その意味では、上記の文は
【私は、自分の立場「をよくわきまえて」、幅広く、また深い視野をもって、社会を捉え、社会の幸福最大化のための方策を考えていきたいと思っています。
「とりあえず日本における」格差をなくすために必要なのは意識・行動改革。】
とした方が妥当性を持つでしょう。
理想論を捨て去る必要はありませんが、「千里の道も一歩から」という現実も忘れてはいけません。
現実は宗教ではありません。土台の無い所に家は建てられない。
そこを、言葉ではなく、意味として理解されるなら
>【私は日本→世界というベクトルで物事を考えているわけではありません。国籍とは無関係に、社会(世界の)の仕組みを根本的に改革(改悪ではない)するために、個人あるいは個人の連帯が何ができるか、また、法制度をどのように変えていくべきなのかを考えるべきだと思っています。一方通行でも、慈善でもなく、善意の乱反射とでも言いますか、善意の波動を巻き起こしていきたいといったところです。】
という考えが、いかに観念的かも理解できるでしょう。
われわれ日本人には「日本→世界」のベクトル以外の道などないのです。
(もちろん、これが当てはまらない事柄もあるでしょう。日本にはNGO組織などを通じて、東南アジアで井戸を掘っている人もいます。)
「世界の仕組みを根本的に改革する」というのは、現実論として「不可能」な御題目と言えるでしょう。
善意の乱反射というのは「出来もしない理想論を主張して、日本における労働者の地位向上に対して、無用の混乱と労働者サイドの団結を乱すような行為の方」だと思いますよ。
参考
http://www.asyura2.com/08/idletalk33/msg/630.html