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オーストラリアは外国人労働者を雇う上で一応、先進国だと思います。
まず、裏でない、表の合法な労働では、賃金はヨーロッパ系、というか、オーストラリア人と同じです。ただ、十分かどうかはわかりませんが、一応、差はありません。ただ、移民労働者は豪州人にとっては、大きな問題で、豪州人労働者は、移民のせいで、自分たちには職がない、と主張しています。
さて、ここで一例を挙げます。
豪州の溶接工の時給は15ドルです。(年齢には関係ない)。高いか安いか私にはわかりません。クイーンズランド州の最低賃金は確か、10ドル以上で、掃除の仕事でも、時給11ドルです。
さて、ここで 雇う側と雇われる側の意見が対立します。
まず、中国人やタイ人の労働者を雇う経営者は、豪州人が募集しても来ないから、外国人労働者を雇わざるを得ない、と主張します。
で、豪州の労働者側は、雇ってもらえない、と主張します。
ここで、経営者の本音が聞けました。彼らがいうには、同じ賃金なら、外国人、つまり、タイ人や中国人を雇いたいと言うのです。
なぜか、勤勉だからです。そして文句もいわず、もちろん組合なんか関係ないです。
権利の主張なんかしません。短期にいっきに稼ぎ、帰りたいのです。
ワヤクチャさん、文化の違いを意識してください。
組合で組合で、といいますが、労働者の権利意識って、各国の文化圏で大きい開きがあるのですよ。豪州人の組合が長い年月をかけて作り上げてきた労働者の権利は、そしてその意識は、他の国の人と同じ意識とは限らないのです。
で、経営者は、権利意識のある労働者よりない労働者、つまり文句をいわない労働者を雇います。豪州人(特にヨーロッパ系)は 雇われたかったら、権利意識を捨てるしかないのです。
外国人労働者だけではなく、住民権や国籍をもっていても中国系の労働者は人気があります。住民権や国籍をとっても、文化というのかな、そういう影響は受け続けるのでしょう。
アジア系は、週末は遊ぶもの、と思って育っていないし、一生懸命働く、勉強するほうがいい、と思っているので。
無払いの残業もいとわないし、権利の主張もしないし、休日の割り増しも要求しないし。いっしょに闘って高賃金を勝ち取ればいい、なんて簡単にいいますけれど、こういう文化の相違というものを考えたことがありますか。