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(回答先: 解雇を言い渡されない限り今の職に留まるべきだと思います。 投稿者 ワヤクチャ 日時 2008 年 6 月 14 日 16:54:13)
>ワヤクチャさん ご意見ありがとうございます。
一般論として、ワヤクチャさんのような意見が多数派だろうと思っていますし、その意見は最も妥当な選択肢の一つとも思っています。
親切心からのご意見に対して反論したくないというのが正直な所なのですが、少しKの言い分を書いておきます。
>【仕事量の軽減などを要求すべきだと思います。無理な仕事量を押し付けられてそれを拒否する事ができないようでは労働者の労働条件の改善などできないでしょう。】
本則として、それが可能ならば、そうするように努力しても良いのでしょうが、それは限りなく困難です。
これは【労働者の労働条件の改善】の戦術論という意味ですが、Kの勤める企業は「内部からの改善は、ほぼ絶対に不可能」と思っています。
【無理な仕事量を押し付けられてそれを拒否する事ができないようでは労働者の労働条件の改善などできないでしょう。】
と言う部分は正しいとしても「必ずしも、内部からの改善という戦術が有効とは言えない」という意味において、より効果的な戦術のために「外部に出る」という選択肢はあり得るという事です。
ただし、これは、戦術論的な一般論です。
現実的には「Kが無責任に職場放棄をした場合」には「そのしわ寄せは、全てKの同僚・仲間に行く」という点が一番のネックであり、そのネックがクリアできれば「Kはとっくに辞めています。」
ここが、最大の問題なのですが、労働者の不始末の責任を経営陣が負う事はなく、連帯責任として、同じ労働者仲間がリスクを負うというシステムがあり、このシステムによって、内部からの改善は「限りなく困難」となっているのです。
簡単に言うと、Kが待遇改善のためにストライキ的に労働拒否を行った場合、その部分の労働は「何も悪くない、お人好しの労働者が尻ぬぐいを行う」という結果にしかならないのです。
その場合には、そのお人好しの労働者は「Kでは完遂できないような量の自分の仕事に上乗せされた、Kが穴を空けた仕事をも行う。」という事になります。
つまり、システムを構築したものは「そのような不完全なシステムを構築した責任を負うことはない」ようにシステム構築をしたと言うことですが、この事には「内部にいる限りは労働者側の人すら気が付かないし、気が付いても内部が騒ぐ分には改善されない」というシステムが現在稼働中と言うことです。
これを、改善するなら「お宅の企業論理(運行システム)は外部から見たら人権無視という犯罪行為だよ」と外部から指摘・指導する以外には改善されることはないだろうと言うことです。
>【ミスを労働者個人の責任にするのではなく労働条件がミスを起こり易くさせたと主張すべきです。】
ここは正解ですが、誰が、どの立ち位置から「それを指摘する」のが一番効果的か?を考える必要があります。
>【Kさんの美学には反するかも知れませんが労働運動とはそういうものです。】
Kには「美学」なんてありませんよ。(苦笑)
あるのは、効果的な戦術からの視点だけです。どうしたら「改善できるのか?」が重要であり、Kのメンツもプライドも2の次、3の次です。
その前提の上でも
>【解雇を言い渡されない限り今の職に留まるべきだと思います。】
という、選択肢は決して軽くはない選択肢です。
Kも好きこのんで「無職のプータロー」になって、餓死したいというわけではありません。
しかし、そこでの保身が労働者の地位向上のネックになっているのも確かなのだろうと思っています。