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(回答先: Re: 次にアメリカのマンパワー オランダのランドスタッド が世界上位に入ります。両社とも日本進出済み 投稿者 ink 日時 2008 年 6 月 17 日 17:40:55)
inkさん、こんにちは、初めまして。
お問い合わせの件ですが、やはり入社式は諸外国では類例を観ることができない日本企業が持っている独特な慣行だと感じます。それを可能にしているのは第一に学期の始まりが4月であるように、企業や国家機構の会計年度のスタート時期とも一致していること、第二に新卒の一括採用が日本企業の人事施策として根づいていることでしょう。それに、日本人及び戦前・戦中生まれのお偉方が儀式好きなことも付け加えなければならないかも知れません。
>外国には「入社式」と言うのはあるのでしょうか?アップルやインテルのサクセスストーリー本を読んでいると、会社の各セクションのリーダーが個別に人材を引き抜いてくるような描写があったような気がするんですが。大体、外国の会社で「同期」とか言う概念はあるのでしょうか?
さて、外資系企業に勤務した体験から申し上げますと、欧米企業の殆どがホワイト・カラー(事務職)は基本的に部門別採用(部門長に採用・人事権有り)で、定期採用と云うよりもインターン・シップを併用した中途採用の形態を採っています。したがって、複数の人が一斉入社することは非常に稀なことでもあり、それは彼等社員が同期意識を形成するほどには至らない原因の一つとして挙げられると思います。ただし、企業での同期意識は希薄であっても、高校や大学時代に培われた同期意識は日本人のそれよりも強固なものがあり、それ等も含めて様々なネットワークを利用しながらジョブ・ホッピングをしていくのが通例です。
Auf Wiedersehen.