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(回答先: already seen={結びに代えて 投稿者 彼岸楼 日時 2008 年 5 月 29 日 03:13:05)
>影の闇さんが構想している社会は“イスラム的制度+儒教精神=逆立の蜜蜂社会(雌or中性体が雄
>を養う逆ハーレム)” に近いものでは
これもまた深読み、穿ち過ぎです。
ていうか、分かり易く言えば、癌になっているのに”新しいライフスタイル”を想い描く場合か?ということです。 精々、癌を克服する過程でヒントになるだろう、ぐらいしか言えません。
癌が進行しているにも拘らず、「癌にならないようにするにはどうすれば良いのか?」と論じてるーと想い込む、殆どそれは、(アメリカという)泥棒に入られてるにも拘らず、「ドロボーに入られないようにするにはどうすれば良いのか?」と論じる、右派の「安保論議」にソックリです。
肝心要の、日本の現在につての認識がスッポリ抜けているという点で両者は瓜二つ、否コインの表裏と言っていい。 以下のような問い掛けをなさること自体、彼岸楼さんの現実認識及び日本の置かれてる立場への理解が如何にお粗末で皮相なものであるかを示しているのですよ。
>お恥ずかしい限りですが、前段と後段との間にある見識がどんなものか見当がつきかねています。
ベクトルは逆ですが、「三島事件」の再演が「オウム事件」です。 ベクトルというのは米国の世界戦略の事です。 即ち、米軍事戦略の大転換で「三島事件」はあのような結末になり、今度は米軍事戦略の転換(→対テロ戦争)に併せて、日本の社会をそっちの方向に持って行こうとする勢力によって仕組まれたもの、ということです。
こちらでも何度となく繰り返しておりますが、日本は「成功したイラク」なのであり、今なお、軍事的には占領状態に在るのですよ。 ーそれが何を意味するのか?−彼岸楼さんは一度でも考えたことがあるのだろうか? そのように、現実認識がスッポリ抜けたままでの未来への「構想」なんか、如何に希望といっても、まともに問題にする事は出来ません。 それどころか、”絵に描いた餅””砂上の楼閣”という意味では、「中東民主化構想」と何ら選ぶところはない。
「安保体制」という柵或いは檻の中に入れられてる、という認識が無ければ、想像なり構想はどのようにも羽ばたけるでしょうが、一旦それを意識すると、どのような「自由な営為」も、江藤淳のいう”ごっこ”にしか見えないのですよ。