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(回答先: Re: Re:Re: そんな事じゃありません 投稿者 影の闇 日時 2008 年 5 月 26 日 17:16:13)
影の闇さん、こんにちは。
当時も、拓郎は私の意識からは遠いところにあったと感じています。確かに、日比谷公園の傍らや渋谷の宮下公園への道筋にはそんな青春模様もありましたが、寧ろそれよりも同世代人にたいする鎮魂歌とも思しき『岬めぐり』(山本コウタローとハッピーエンド)の方が私にはしっくり来ていました。国立キャンパスでの何かの支援ライブでソルティー・シュガー時代の彼を見かけたことがあり、その後の『岬めぐり』は彼なりの想いの表出だったのかも知れませんが、事の真偽は不明のままです。
>こうして、彼岸楼さん達世代だけ見ても、<過剰適応>と<不適応>を繰り返す、<近代>における日本の縮図と言えるのであり、宿命とか運命といったものが透けて見える、ということ。
誰とは申しませんが、当然ながらそうした諦観に至っている人間が皆無ではないと思います。
>即ち、我々にとって<近代>とは、適応すべき何ものかであり、決して自ずからその一員という意識は無い、−そうである限り、常に「遅れてきた青年」(大江健三郎)でしかない、ということです。
他で挙げた松尾匡氏も同等の認識に基づいて新たな「近代の生成」論もしくは「近代の復権」論を唱導しようとしているのであり、嘗ての日本に本来的な意味での脱構築のプロセスがあったかのどうかは別にしても、それが未来社会のための土台作りといった(再)構築のプロセスを現出することになるかも知れないと、希望的観測をしています。
Auf Wiedersehen.