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(回答先: Re: 「連合赤軍事件」について 投稿者 彼岸楼 日時 2008 年 5 月 21 日 06:24:06)
>マルクス主義的思考様式を擬態していたことは否定しませんが、
こういう発想はちょっと、、頂けません。 本物の(若しくは真の)マルクス主義と偽の、、というような「護教論」的発想は採りませんし、如何なる思想とかイデオロギーであれ、普遍的な読み方があるという立場には、小生は与しません。
「(読者の)”期待の地平”」、即ち読者がどのように読み、それがどのように機能していたのか?の方が遥かに重要です。 少なくとも、主張する側はそれを「左翼イデオロギー」として読まれることを望み、そして受け取る方もそれを「左翼イデオロギー」として読んだのは紛れも無い事実でしょう。
>文化的分野での西洋との摺り合わせに腐心したのが夏目漱石であり
夏目漱石については、機会があれば、別に話すこともあろうかと思います。
戊辰戦争を文学的に表現したのが「坊ちゃん」という見方がありますが、その伝でいけば、日本における<近代的主体>を描いているのが「三四郎」と思っております。 日本における<主体>とは、ブルジョワジー=<都市自由民>ではなく、<都市遊民>である、と。