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(回答先: Re: 移民抑制によって円安になるメカニズム 投稿者 佐藤巧 日時 2008 年 5 月 11 日 10:07:38)
>移民があまり入って来ない。→労働人口の伸びがわずか。もしくは横ばい。→生産能力の著しい低下
移民を抑制したら【生産能力の著しい低下】となるかどうかは決定事項ではありません。
もちろん爆発的増加が見込めなくなることは確かですが、日本国内での生産能力の大きな伸びを
追求していかなければならないのかどうかは、日本国民の選択によって考えるべきことです。
出来うる限りの高付加価値商品の開発・生産に特化すれば、あまり生産量の伸びに拘る必要はありません。
私は、中国のような低付加価値商品(労働集約的産業)の大量生産、大量輸出という道よりも
高付加価値商品の輸出を続けていき、貿易収支の均衡化を目標にして活動していくべきだと考えています。
このような道は、移民をあまり受け入れなくとも、追求が可能であると考えております。
よって、移民を抑制したら、日本が国際競争力を失うということは、必ずしもイコールではない。
移民に頼らずとも、必要最低限の国際競争力を維持していくように政府・民間が協力して
取り組んでいく道を目指したいと思っています。
もちろん大量の移民とともに生活する日本という未来像を描くことも出来ますが、
とりあえず緊急の課題として、「賃金デフレ」を直ちに止めないと、
日本社会は大混乱に陥りますよ。
チョロチョロと外国人労働者を入れ続けている現状は、名目賃金上昇の足かせとなっております。
どのようにしたら、デフレを止めることが出来るのか?を、第一に考えない限り、日本の未来はないと思います。