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民主制国家が、本当に金融市場を管轄下におくことができるのかという点が課題となる。現状は、皆さんも知っての通り、金融市場が、アメリカ政府も含めた各国政府をも超えた地位を占めている。ここが問題である。
民主性を維持しつつ、金融市場を国民主権構造に帰属させることが出来るか否か。
増税の是非は、ここに依存していると思う。
なぜなら、景気の動向を作用するのは金融資本で、徴税するのは政府であり、ここに不一致があるからなのである。金融市場を国民主権構造に帰属させることが出来れば、この不一致はある意味で回避される。もう一つは、政府の信頼性の点である。税の正統性は、おもにこの二つ(民主制の政府が真に金融市場を管轄下に置くこと、政府の信頼が維持されていること)に依存している。