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(回答先: どうも、BI待望論こと最大多数の最大幸福です(笑) 投稿者 BI待望論 日時 2008 年 2 月 17 日 01:17:11)
http://www.eft.gr.jp/money/basic-income.html
>このように生存のための労働からひとを解放するベーシック・インカムの要求はだから、生存のために労働を強制する資本主義社会の秩序に根源的に敵対しうるものであった。
こんなこと言っていたら、《ベーシック・インカム》は実現しないよ。
そもそも、「資本主義」ってどういう意味で使っているんじゃ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B3%87%E6%9C%AC%E4%B8%BB%E7%BE%A9
によると「資本主義」には全く異なった二つの意味(b)(c)があるらしい。
資本主義(しほんしゅぎ、capitalism)とは、
(a)経済の仕組みの一種で、資本の運動が基本原理となる体制のことである。資本制とも言う。
(b)社会に貨幣を投下し、投下された貨幣が社会を運動してより大きな貨幣となって回収される場合この貨幣が資本とよばれる。(資本を参照)資本が利潤や剰余価値を生む社会システムのことを資本主義という。
(c)・・社会の実相に対する説明のひとつで、19世紀中ごろからイギリスで言葉が用いられ始め、経済学者のカール・マルクスは著書『資本論』の中で「生産手段が少数の資本家に集中し、一方で自分の労働力を売るしか生活手段がない多数の労働者が存在する生産様式」として「資本主義」と定義した。
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《ベーシック・インカム》は「人間のヒエラルキーを拒み、よりラディカルな平等の地平を眼差す」モノじゃないよ。
《ベーシック・インカム》は(生産手段の主体としての)資本の競争がもたらした生産性の高さと、生産過剰状態を前提として、市場経済を通して、余剰生産物を社会の全体に効果的に回すための仕組みだよ。
《ベーシック・インカム》は資本制生産(b)を否定しないよ。
《ベーシック・インカム》は資本家と労働者の差別(c)も解消しないよ。
《ベーシック・インカム》は生産手段の私有も否定しないよ。
《ベーシック・インカム》が「資本主義社会の秩序に根源的に敵対しうる」なんて言ったら、資本家たちは「こりゃ駄目だ」と思うに決まっている。《ベーシック・インカム》運動は是非とも弾圧せねば、と思うに決まっている。《ベーシック・インカム》運動をつぶしたいのなら、どうぞ好きなように言ってくれ。でも、それは《ベーシック・インカム》運動の敵対者がすべきことだろう。何か勘違いしているのじゃないか?
「資本主義社会」というコトバをどういう意味で使っているのか、明確にしてくれよ。
まさか、バズワード(撹乱用語)としての「資本主義」というコトバを使って、《ベーシック・インカム》つぶしを企んでいるんじゃないだろうね。
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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%BA%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89
バズワード(buzzword)とは、一見専門用語のように見えるがそうではなく、明確な合意や定義のない用語のことである。
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「生存のために労働を強制する資本主義社会」って何じゃ?
「生存のために労働を強制する」というのは資本主義の特徴じゃない。
「生存のために労働を強制する」のは資本主義以前の経済社会でも同じではないのか?
「生存のために労働を強制する」社会主義もある(あった?)。
「生存のために労働を強制する」共産主義だってあり得る(そもそも、共産主義社会は一つも実現していないので将来のことだが・・)。
「生存のために労働を強制する」ような資本主義から
「生存のために労働を強制しない」資本主義への変化をもたらすものが
《ベーシック・インカム》のはずだ。