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(回答先: Re: 社会と自分、そして税 投稿者 kanon 日時 2008 年 1 月 29 日 15:42:12)
kanon さん、お返事ありがとうございます。
重要と思われる部分について再度コメントしたいと思います。
>モノ以外にも人(労働力)の自由化にも門戸が開かれるようになることで、賃労働者はいつでも調達可能なモノに変容してしまい、使い捨て状態(不安定)に立たされるからです。
現代日本を表す上でとても重要な問題ですね。
田中角栄以降の高度経済成長のあり方が、拝金主義を呼び、もはや金で買えないものはなくなってしまった。
金権政治が表す様に、金によって人の思考や、心までもがコントロールされてしまう世の中になった。
これは現代人を表現する上でとても重要な観察結果であると考えます。
昨今の凶悪犯罪の増加、近親者への殺人、性道徳の乱れ、環境破壊、、、
全て、物質化した人間というものに起因しているのではないでしょうか?
また、自殺の増加なども、自己を単なるものとしてしか認識出来ない人々の増加に要因があるような気がいたします。
私たちは、目に見える一切を信じますが、それ以外の事象についての認識は年を追うごとに失われつつあるようです。
科学的な証拠、歴史の証拠を、提示することは出来ますが、提示する側の解説が真実だという確証はないのに安易に妄信する人々があまりにも増えました。それは、親や年長者が時代に翻弄されてきたが故に自己を見失い、立つ柱を失ってしまったことに因があるのだと思います。
人類は、時代ごとに様々な難問を乗り越えてきたのだと思いますが、現代は、眼前にある難問が見えない人々があまりにも多く存在しているのだと思います。それは、その難問を見せまいとする力、あるいは、多くの虚偽によって、満たされているという錯覚を持たされていることによるものと考えます。
私はよく人から、むずかしく考え過ぎだと言われますが、むしろ、それを言う人々の方が見せかけの難問をより複雑にしているだけであって、答えはとてもシンプルなのではないかと思っております。
>マルクスが資本の流通過程をG−W−G´で示したことからも、商品は一度「命がけの飛躍」を経過しなければならないのですが、それは消費者が作ったものを消費者が再び買い戻すことで流通が循環することで利潤が生み出されるわけで、差し当たり「命がけの飛躍」を信用(金貸し)で前倒しできるのがローンであるので、ローンが一般的に認められている理由だと存じます。
エンデの遺言
http://www.h2.dion.ne.jp/~apo.2012/hitokuchi038.html
>ヨゼフが息子キリストの誕生のときに、3%の利子で1プフェニヒ(1マルクの100分の1)投資したとします。そして、ヨゼフが1990年に現れたとすると、地球と同じ重さの黄金の玉を、銀行から13億4000万個、引き出すことができるのです。永久に指数的な成長を続けることが不可能なのは火を見るよりも明らかでしょう。
金が金を生み出すことの矛盾、虚妄、、
形あるもの、必ず壊れる、、との思想とは、大きく隔たりますね。
生鮮食料品が、すぐにその価値を失う様に、普遍的価値を持つものの所有を許すからこそ、矛盾と混沌が生まれるのではないでしょうか?
それでは、失礼いたします。