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(回答先: BIは忘れた方が良いですよ。1億人に100万円配る財源は100兆円です。 投稿者 考察者K 日時 2008 年 1 月 14 日 13:11:34)
考察者Kさん、ご返事ありがとうございます。
>生活者保護という場合は「病気・怪我」などで「働けない」という「限定的な人」への救済ですから、多数の人で少数への人の「善意」を集める事で可能です。
まず、憲法二十五条で『すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する』と規定されており、これは「善意」ではなく権利として機能しているかと存じます。ただ、生活保護では裁量的な判断基準が現場の職員からのものなのか、役所のものなのかが曖昧にされがちで、しばしば道義上のトラブルで問題にされることがありますね。
>それでも「日本の将来のためにプラス」となるのなら「正義感から頑張る」かもしれませんが、生まれるのは「働かなくても、それなりに食える社会」です。
働く意欲は低下するでしょうし、国際的競争力も低下するでしょう。
国益という観点から考えても「どこにプラスの要素を見いだせるのです?」というレベルです。
まさに、国家社会主義的な「配分的正義」の理想社会と呼ばれるものでしょうね。しかし、共産圏の国益が官僚支配の憂き目に遭遇した時、現実的には国家が肥大した形で露呈し、共産圏は立ち行かなくなりました。資本は、ある商品との交換における差額から利潤を求めます。それに対して、国家は取ってきたものを再分配する働きがあります。だから、国益だけで考えた場合ですと、資本の蓄積はあり得ないと思います。
>最初から「できっこない」という案を考えるのは「暇つぶし」にしかなりません。
これは、考察者kさんご自身の批判にもなっているかと思われます。(笑)「できる、できない」のレベルで考えているのではなく、「できっこない」ことをいかに現実に近づけていくことができるか。例えば、「国営派遣会社構想」も然りですね。今ある現実に即しながら、ある時には過去の経験を活用しながら、新しいモノを練り上げていく必要がありましょう。