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英金利、史上初の1%台 ECBも追加利下げへ(東京新聞)
2009年1月8日 21時46分
【ロンドン8日共同】英中央銀行のイングランド銀行(BOE)は8日、金融政策委員会を開き、主要政策金利を現行の年2・0%から0・5%引き下げ、1・5%にすることを決めた。利下げは4カ月連続で、1%台は1694年の同行設立以来初めて。
15日には欧州中央銀行(ECB)も追加利下げに踏み切る見通しで、金融危機の影響で悪化に歯止めがかからない欧州経済を下支えする。
雇用環境の悪化や住宅価格の下落で個人消費が落ち込む可能性が強いことから、BOEは「ゼロ金利」政策を視野に利下げを継続。3月ごろには、市場への資金供給量を高水準に保つ「量的緩和」に政策の軸足を移すとの見方も広がっている。
BOEは昨年12月4日、57年ぶりに過去最低の2・0%に政策金利を引き下げた。
政府による金融緩和にもかかわらず英経済は低迷し、通貨ポンドは欧州単一通貨ユーロに対し最安値を更新。原油価格の下落で物価上昇圧力が弱まっていることから、BOEは超低金利で政府の景気刺激策を支援する構えだ。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009010801000933.html