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(回答先: 【疑似共産主義国家アメリカUSAの2009年】 米シティグループ:11月危機の株価急落にちらつく取締役【ブルームバーグ】 投稿者 愚民党 日時 2009 年 1 月 04 日 16:49:59)
日銀総裁:金融危機で景気回復は先ずれ、09年度前半が一番苦しい時期
1月4日(ブルームバーグ):日本銀行の白川方明総裁は4日午前、NHKの報道番組に出演し、日本経済の回復の時期について「日銀は昨年10月末に先行き見通しを公表し、2009年度の後半に経済が下げ止まり、回復に向けた動きが出てくるとみていた。ただ、昨年秋以降、世界の経済、金融の大きな変化があり、現在、この見通しについて不確実性が高まっている。以前発表した見通しとの関係をみると、下振れ、先ずれのリスクを意識している」と語り、回復に時間がかかるとの見方を示した。
白川氏は景気の底の時期については「一番苦しい時期は09年度の前半とみている」とした上で、「今年は大変厳しい経済。気が抜けない大変な年という自覚を持って、金融政策の運営に当たっていこうと思っている」と述べた。
白川氏はまた、企業の資金繰り悪化への対応策については、日銀が先月19 日の金融政策決定会合で決定したコマーシャルペーパー(CP)の買い入れを通じて、金融機関の体力が回復し、中小企業を含めた企業への貸し出しがしやすくなる効果を指摘。また、「CP市場が機能しない状況になっているが、日銀が買い入れることで、CP市場の価格がどういうものか、前と比べ分かりやすくなる」と述べた。
さらに、白川氏は「CP市場全体、金融市場全体がうまく作動していくこと狙っている。どの程度、買っていくか、検討中」と説明。CPを日銀が直接購入することで、企業の個別のリスクを負う形になるため「異例中の異例」の措置とした上で、「CPを買い損失が発生すると、中央銀行の財務基盤が大丈夫なのかと思われる。企業支援することと、円への信任のバランスを考えながら、制度の設定を考えたい」と語った。
一方、円高が進行した為替相場について、白川氏は「円相場は経済の基礎的な条件を反映する形で、形成されることが望ましいと思っている」と指摘。「世界経済が急激に落ち込んでくる中での円高は、短期的に景気に対して大きなマイナス要因になると意識している」としながらも、「円高は日本全体の購買力の向上につながる。海外への投資の改善につながる」とプラス面も強調した。
白川氏は金融政策運営について「確かに政策決定は責任の重い決定。決定に当たりいろんな人の意見に耳を傾ける。いろんな分析を貪欲に吸収した上で決定する。ただ、いったん決定した後は、短期的な評価は気にしない。過去の金融政策を振り返ってみても、その時点での評価、その後の評価では異なっていることが何度となくある」と述べ、中長期的な視点で政策運営を行う方針を強調した。
記事に関する記者への問い合わせ先:東京 浅野 文重 Fumishige Asano fasano@bloomberg.net
更新日時 : 2009/01/04 12:30 JST
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&sid=aUPLpW1d6DmA&refer=jp_news_index