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(回答先: 【疑似共産主義国家アメリカUSAの2009年】 金融危機情報 (NY株の買い上げと経済不振) 【nevada】 投稿者 愚民党 日時 2009 年 1 月 04 日 11:32:32)
米シティグループ:11月危機の株価急落にちらつく取締役会への不信
12月29日(ブルームバーグ):11月21日の金曜日のことだった。米銀大手シティグループの株価は前日までの4日間で51%下げ、同行の行員3万5000 人と傷んだ巨額資産を抱えたビクラム・パンディット最高経営責任者(CEO)は、米連邦準備制度理事会(FRB)や米財務省の当局者と電話で協議していた。シティの幹部はニューヨーク本店に集められていた。
ウィン・ビショフ会長はリスボン郊外のリゾートホテルでグローバリゼーションに関する会議に参加していた。パンディットCEOが取締役会に説明する時間になると、ビショフ会長は、シティの取締役14人の多くと同様、電話会議に参加した。
世界経済を襲う信用危機も3年目に入り、企業の取締役会の方針は厳しい検証の嵐に直面している。例えば、シティや米証券大手ベアー・スターンズで積み上がる不良資産に警鐘を鳴らせなかったり、米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)の経営戦略を正せなかったことで、取締役会が矢面に立たされているわけだ。
プライスウォーターハウスクーパーズで米企業統治グループを率いるキャサリン・ブロミロウ氏によれば、7年前のエンロンやワールドコムの破たん以降で、今ほど取締役会の効率性と責任能力が向上する公算が大きい時期はない。その理由について、同氏は「株主が巨額の損失を被ったからだ」と説明する。
取締役会が経営幹部の報酬や業績、リスクを管理する能力が、企業の株価を左右しているかもしれない。米投資信託調査会社モーニングスターは米企業のこうした統治能力に評価を下している。米S&P500種株価指数がピークの2007 年10月10日から今年12月5日までに44%下がった際、「A」の評価を受けた企業の株価は平均33%下がった。「F」評価の企業は63%安だった。
更迭
シティ株約5万株を保有するSAMアドバイザーズを創設したビル・スミス氏は、取締役会は経営幹部が約束を実行したかを確認する必要があると指摘。 06年に当時のシティのチャールズ・プリンスCEOがコスト削減を明らかに示しながらロバート・ドラスキン氏を最高業務責任者(COO)に昇格させた翌年に4万8000人増員したことを例に挙げた。
シティの11月危機は、米政府による巨額救済で幕を下ろした。250億ドルの公的資金注入を受けていた同行は、200億ドルの追加注入と保有する不良資産3060億ドルの一部に対する政府保証を得た。
SAMアドバイザーズのスミス氏はポールソン米財務長官に書簡を送り、パンディットCEOと取締役の更迭を求めたが、12月中旬までに回答は受け取っていない。シティの広報担当、シャノン・ベル氏はコメントを控えた。
翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:東京 蒲原桂子 Keiko Kambara kkambara@bloomberg.net Editor: Fumihiko Kasahara 記事に関する記者への問い合わせ先: Lisa Kassenaar in New York at lkassenaar@bloomberg.net .
更新日時 : 2008/12/29 17:04 JST
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003001&sid=aCldzhMSnan4&refer=commentary