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金融メルトダウンが止まらない中、やれ自動車セクターだ、やれ不動産だと「救済策」をブッシュ政権が打ち上げている。しかし、肝心のマーケットはというと冷たい反応を示したままだ。
それもそのはずだ。何兆ドル単位の「救済策」が宣言されたとしても、最後のよりどころであるはずの米政府自身が莫大な借金(財政赤字)で身動きを取れなくなっているのだから。公的資金を少しずつ出すと約束したところで、しょせんは口三味線にすぎないことなど、もはや世界中の誰の目にも明らかになっているのだ。普通の人なら、「もはやこれまで」とサジを投げてしまっているところだろう。しかし、ここでひとり、どうしてもサジを投げるわけにはいかない人がいる。オバマ次期米大統領である。
このコラムの読者にも、米国発の金融メルトダウンで虎の子の資産を奪われた方も多くいると思う。ここではひとまず、そこから「脱出」するための方策を探るべく、オバマ次期大統領が来年1月の就任以降、どのような経済政策を取るかを想像してみよう。
「CHANGE(変革)」を掲げ、大統領の座を奪ったオバマ。しかし、何かを変えようにも、とにかく先立つもの(カネ)が財政赤字で無い以上、まずはこれを解決するしかないのだ。それでは何をするかといえば、「これまでの借金をすべて”無きもの”にする」、すなわちデフォルト(国家債務不履行)宣言しかない。驚きの選択肢だが、マーケットでは遅くとも来夏までにこれが実際に行われるだろうとの観測がすでに聞かれる。
その時、当然のことながら米国的なるもの、すなわち米国債、そして「無担保・無金利の米国債」である米ドルは大暴落する。その結果、強烈なドル安・円高という時代がついにやって来る。その時、世界中で「覇権国・米国の終わり」などと喧伝されることだろう。
だが、だまされてはならない。これらは意図的に米国勢が仕掛ける罠であるからだ。
その謎を解くカギは、実は今回の大統領選の冒頭で最大のテーマと語られつつ、その後どういうわけか大手メディアが一切取り上げなくなったこと──。それは「米国・メキシコ・カナダによる地域統合」だ。具体的にいうと、こうした動乱を契機として北米共通通貨「アメロ」が導入される可能性が高い。とりわけメキシコを抱え込んだ新通貨は、米ドルよりもはるかに安いものとなるだろう。さらに円高が進むはずだ。
しかし、欧州のユーロを思い出すと、市場を抱え込む形での共通通貨の導入は「底値からの復活」というシナリオを経済が描く限り、長期的にとてつもない利益をもたらすことに気付く。米国は決して”死にゆく巨体”などではないのである。
[新世紀人コメント]
この”動乱”は激しいものとなる事は想像できよう。ワイマール共和国体制下のインフレや我が国終戦直後のインフレ下の「新円切り替え」などもイメージとしては少しは参考になるだろうが…。
ナチスの登場や農地解放・財閥解体を招いたように体制の大転換がもたらされるだろう。
私はヒラリーが副大統領または国務大臣に就任するだろうと考えていたのだか、一時これは背景に退いていた。オバマとヒラリーの間にこれについて密約があったのか、または、ヒラリーが表舞台に出なければならない事情となったのか、裏事情は判らないが、いずれにせよ彼女の登場によってオバマ政権がソフトな装いのファシズム政権となる匂いが強く漂ってきた。
オバマは利用価値が高い男だ。早くに暗殺してしまっては勿体無い筈だ。”彼ほどの玉”が他にいるかどうかを問うてみれば判る筈だ。
オバマの方でも賢くて、靴に足を合わせて行く筈だ。ライス国務長官と同類の人物だろう。
デフォルト大統領
http://www.asyura2.com/08/wara5/msg/178.html
投稿者 姉葉大作 日時 2008 年 12 月 02 日 22:15:50: 1eq0f123HFFf2
オバマが多くの閣僚を発表したにも拘らず、弗株価が大幅下げ。これはオバマ背景の意志に背いてはいない事を表わす。
http://www.asyura2.com/08/wara5/msg/181.html
投稿者 新世紀人 日時 2008 年 12 月 03 日 13:47:00: uj2zhYZWUUp16
(回答先: デフォルト大統領 投稿者 姉葉大作 日時 2008 年 12 月 02 日 22:15:50)
デフォルト宣言を行うには、「ある晴れた日に突然に」と言うわけではないだろう。
意図的に株価を大暴落させて(下がって当然だから下げる事が出来るのだが)、
国内を不穏な空気に追い込んで、
そこで、
インドのムンバイ・テロのような事を発生させたらどうなるか?
勿論、武装暴徒?は一人または数人を残して全滅と言うシナリオだ。
この弾圧・殲滅には少し時間をかける事になるだろう。
そこで、経済的にも政治的にも大変な危機に陥っている事が世界に向けて表明されて、
「止む無く『デフォルト』を選択するに至った」との宣言が…とは、来年に向けての夢物語か?
まあ、しかしもう少し先を書けば、広い国である米国をスターリン・ソ連のように強権的に統治する事は不可能だろう。
チャイナにおいて先々には地域自治が高まる事と同じだ。
だから、連邦制の統合力が弱まる事は避けがたく、「奥の方々」はそれを内心では歓迎という事であるだろう。
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