★阿修羅♪ > 国家破産59 > 569.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: オーストリアのノボトニー・中銀総裁・・・ 「日本などの他国ではデフレが発生する可能性がある」 【ロイター】 投稿者 hou 日時 2008 年 11 月 11 日 06:52:10)
日本は今なおデフレの最中にあり、決して再発するわけではない。
1990年以降ずっと資金が減少し続けており、最初の10年は資産デフレ大きかったが、この10年は所得デフレの最中にあり、激しい低所得化の波が押し寄せている。
外国がこのような的はずれな懸念を示すのは、一つに日本の政治家や政策担当者が、日本経済に間違った評価をしていることにある。またそれを受け取る外国も間違った認識をしているからである。
デフレに対するケインズ経済的な見方は、間違った処方箋を生む。実質GDPを指針にすることを即刻やめるべきであろう。
日本は名目GDPが年々下がり世界で18番目に落ちたのである。一人頭の所得を評価するお金が少なくなったのである。
その間日本はもの作り励み実質GDPは欧米に肩を並べるくらいであったが、それは所詮外需を食べていただけにすぎない。
内需は下がり続けていたのである。赤字で物作りをしていたにすぎない。これを成長と呼んではいけないのである。
1990年後のバブルの崩壊により、大幅な資金の減少が、所得線の角度を45度以下に下げ
、現在なお地軸が下がったままの状態である。この十年この下がったままの所得線に沿って供給を増やし、角度を下がるの防いでいたのである。輸出の増加による生産量の増加は、この角度の低下を防ぐに有効であったが、所得を上げるには到らなかったのである。
しかし今物価の上昇と輸出の減少により、資金が再び市場から減少し、角度が下降しようとしている。所得線の角度の下降はデフレスパイラルである。
このように日本は地軸が下がったまま状態の中で需要と供給の均衡を繰り広げており、供給が下がると激しく需要が減退する環境にある。これが現在の日本の経済の位置である。これを認識していないことが間違った政策を招く元になっているのである。
今回のコメント者自体もデフレがどのようなものか理解していないため、ユーロー圏もどこかの2,3の国は確実にデフレに入るであろう。
デフレ・インフレの一般理論を参照するのが良かろう。
一言主: