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http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-34828920081110
[ウィーン/フランクフルト 10日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノボトニー・オーストリア中銀総裁は10日、ユーロが対ドルで上昇し、対スイスフランでは安定的に推移する可能性が高いとの見通しを示した。
総裁は同国のデア・スタンダード紙とのオンラインチャットで「ユーロ/スイスフランに関しては、さほど大きな変化があるとは予想していない。ただ、ユーロ/ドルに関しては、経済指標はドルが再び軟調になることを示している」と述べた。
ユーロ/ドルは最高値の1.6038ドルをつけた7月15日以降、約20%下落。対スイスフランは同時期、約7%の下落にとどまっている。
総裁はまた、ユーロ圏のほか、世界経済に対し暗い見通しを示し、日本経済のデフレリスク再燃について言及した。「ユーロ圏が近い将来デフレに突入する可能性は少ないが、とりわけ日本などの他国ではデフレが発生する可能性がある」と述べた。