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(回答先: ドル崩壊は無いです。 投稿者 佐藤巧 日時 2008 年 10 月 08 日 15:49:45)
ドルの崩壊はあり得ません。
なぜなら、サブ・プライム等の証券化商品の最大の被害者は「欧州」だからです。
今回の危機(信用バブル崩壊危機と言わせてもらいます)の真の目的は「米国のユーロ潰し」が目的と見ています。
なぜなら、米国で発行された証券の約2/3を欧州の金融機関が引受けているおり、これにより欧州の銀行は再起不能に近いダメージを受けていると見られる事です。
ユーロの最大の弱点はユーロと言う共通通貨を防衛する為の資金(外貨)がない事です。
自国の通貨を防衛する為には自国通貨を買い支える資金が必要です。
しかし、ドルと違ってユーロは簡単に増刷できません。
また各国の中央銀行が共通歩調で対処しなければなりませんが、共通の金融政策を強力に推進する仕組みが事実上ありません。
そんな状況で「投機筋」に狙われたらどのような事になるのでしょうか?
金融の世界での機軸通貨は「ドル」です。
従って「ドル」がなければいくら価値のあるユーロを持っていても「決済」ができません。
「決済」ができない事は「デフォルト」に他なりません。それは金融機関の「死」を意味します。
信用供与元の米国の金融機関が「貸し渋り」を行ったり資金の引上を行えば、それは「ドルの不足」をただちに引き起こします。
ドルもユーロも所詮は「ペーパー・マネー」です。
使用価値、交換価値を担保する「市場」は比較にならない程、米ドルの方が強力です。
この調子で行けば最後はユーロの大暴落。しかる後に地政学リスクの炸裂による米ドルの再復活となるような気がしますが・・・・・
ユーロの後退は無いと見ていますが、どうやら今回も米ドルの勝ちとなりそうです。・・・・・・・どうなりますか。