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(回答先: 米で運用されている日本国民の資金(600兆円ぐらい6兆弗)が吹き飛ばされ…年金が…分の1しか払ってもらえなく…副島隆彦 投稿者 新世紀人 日時 2008 年 10 月 03 日 15:57:05)
投稿者の新世紀人さんにはなんら敵意はないが、この文章を読んで副島隆彦を批判する。
副島隆彦に塗る薬はないと思っていたが、症状が悪化している。自惚れるのも程々にしてもらいたい。
アメリカ経済崩壊論は副島が言い出したのではなく、ソビエト帝国の崩壊を著した副島も私も尊敬する小室直樹先生が昭和55年(1980年)の「アメリカの逆襲」第2章安保・自由貿易体制終わるに既に予言されている。アメリカによって日本の破局がもたらされアメリカも自滅することは予測されている。平成5年(1993年)国民の為の経済原論Uアメリカ併合編において、小室先生の予言とは多少異なる展開ではあるが、米国経済衰退の見通しは、ある程度当たっている。これら書籍が今日の副島のネタ本であることは間違いない。
小室先生もそのネタもとは自著「経済学をめぐる巨匠たち」(2004年)にも書いているようにシュンペーターの資本主義の没落理論である。P310「資本主義はその成功故に没落する」の一文に集約されている。
しかしながら小室先生と副島の言っていることは全く似て非なることを言っている。決定的違いとは何か?小室先生は自らの研鑽と天才的ひらめきにより自己の理論を問う純粋学問の立場に立っている。また、日本を愛する故の書籍や理論である。
一方副島は、投稿にもあるように「あーあ、こんな国に生まれちゃったよ」といった戦後教育に純粋培養された反国家的、反民族的視点論調が私の神経を逆なでさせる。
小室先生は陰謀論にかかわるようなことは一切言及していない。しかし自称弟子の副島は、「預金封鎖」の風説流布で日経新聞や経済誌を読むような読者層の副島離れが進んだせいで、彼の読者ターゲットを陰謀論を好む普段はスポーツ新聞しか読まないような下流層に迎合し、より陰謀論に傾倒している。
小室先生の本を熟読している者にとっては、陰謀論を多用する副島は小室理論を曲学阿世し、冒涜しているようにしか思えない。小室先生を尊敬する者の多くは副島を認めないであろう。小室理論を自分の価値観に捻じ曲げてデットコピーしただけの本である。
図書館で借りたき「時代を見通す力など」など、直近でちょっと話題になっている歴史本のダイジェスト版で、元本を読んでいる読者層は、非常に内容に物足りなさを感じる本である。なんだ直近で読んだ他の著者本の内容を焼きなおしただけジャン!副島の本を何冊か買って読むが直ぐブックオフ行きで、買うことを止めた。数冊本棚の隅に残してあるが・・・批判するときに取っておいてある程度だ。本を粗製乱造している著者には本の重みがあるわけ無い。学問道場副島は中途半端な幸福の科学「大川隆法」やザイン「小島露観」にすぎない。
この977号の副島隆彦の文章を読む限り、彼はアメリカ発の世界恐慌を熱望しているようにしか読めない。まだ世界恐慌がこれから猛威を振るうか回避されるか誰にもわからない時期に、もし回避されたのなら、副島はどうするのだろう。己のプライドを満足させる為に世界恐慌を熱望する副島を信奉するのはカルトに等しい。預金封鎖は彼の予言期限をとっくに過ぎている。
世の中には、権力者や長者、利益団体は存在する。そういった力を持つ者や秘密結社の類が連携して、まるで彼らが世界を支配しているかのような世界観には賛同しかねる。小室先生は一切そういった世界観を持っていない。神の見えざる手の存在を、ユダヤや石工らが連携して力を合わせて行っていると思い違いするのは、いかにもアウトサイダー的世界観だ。神を冒涜する妄想だ。それぞれ利益反する彼らが共通の利益と意思を持っているとは考えがたい。副島はアポロ計画陰謀論のように陰謀論を安易に信じている、よく謙遜する時に使われる意味ではなく、副島は真性の「浅学非才」な男である。