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さて、私のブログを通して読んでいただいている方は、どれだけいるかは存じませんが、今年の2月ブログ開設からの私の相場と世界の読みは、ほぼ間違っていません!
思い上がった書き方をすると、私のブログにたどり着いた貴方は「ラッキー」な方です。
3月いち早く、バーナンキFRB議長の有能さを絶賛し、米国発恐慌の突入は回避されると予想。http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/4943857.html
http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/5789141.html
ドルの暴落は無いことを説明。5月に原油130ドルでそろそろ天井宣言(146ドルまで往ってしまいましたが・・・)。
: http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/8710963.html
http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/2914677.html
ユーロも1ユーロ=1.6ドルで目先天井宣言をしました。
http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/11455383.html
ちなみに、ゴールドマンが2年後1バレル200ドル宣言したレポートが出た時に目先1バレル100ドル、2年後70〜100ドルと宣言しています。
http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/8723465.html
http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/8723465.html
ちょっと危険な賭けですが、2008年の大統領選挙は、現在世論調査で劣勢なマケイン・ペイリン正副候補の勝利を予想します。
http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/16149199.html
現在のところ301:224でマケインが劣勢です。
http://www.electoral-vote.com/index.html
最後接戦で逆転するような時流の流れを感じます。優勢な勢いの選挙情勢を見て既にマケインで決まっているなどと、センスの無い物書きのブログよりは、正確に世の中を見ていると自負しています。
北京五輪後のマネーの動きは、予想通りだが、予想以上に原油バブルの崩壊のスピードが速い。日本の不動産バブルの崩壊もこれから、なによりも止まらない中国株式の下落、予想以上の米ドルの強さには驚いた。
<上海総合指数>
年来安値 2199.365 (2008/09/05) 年初始値 5265.000 (2008/01/02) 年来騰落率 -58.17%
http://stock.searchina.ne.jp/data/chart.cgi?span=90&asi=1&code=SSEC
そして、予想外だったのは福田首相の辞任。福田首相に対しては、私は誰がやっても上手く行かないのに、「よくやっている」と評価していました。ところが、第二次福田内閣の布陣が財政再建派で占められ、「新失われた10年」へ突入を覚悟しましたが、あっさり福田さんは辞めてしまった。これは、任期いっぱい務めると考えたいたので、予想外でした。財政再建派による消費税の引き上げで、「新失われた10年」突入は、回避される可能性がわずかながらでてきました。
米労働省が5日8月の雇用統計を発表した。国内需要の不振から、主要業種全般で米雇用情勢は一段と悪化している内容であった為、5日のNY株式市場は、発表直後230ドル安まであっったが、34ドル高。この株価の動きを意味するところは、NY株式市場に資金が戻っている一つの証拠です。日経では『市場予測の平均は失業率が前月と同じ5.7%、雇用者数が7万5000人の減少。結果はともに予想より悪い内容となり、米景気の先行き不安が強まりそうだ。』となっていますが、為替市場では、円とドルが強含み、・ユーロ・豪ドルなどが弱含んでいる。つい2・3ヶ月前の為替市場と真逆の状況だ。
『欧州中央銀行(ECB)は4日の定例理事会で政策金利を据え置くことを決めた。2008年4―6月期の域内総生産(GDP)が1999年の通貨統合後、初めてマイナス成長に転じ、景気減速への懸念が強まったが、消費者物価上昇率(インフレ率)もなお高く、インフレへの警戒も緩めるべきではないと判断した。』
http://www.nikkei.co.jp/kaigai/eu/20080904D1C0400F04.html
米ドルから世界の基軸通貨はユーロに取って代わられるのではないかと思われるほど好調だった08年の欧州経済は、成長の勢いを失い、ついには止まってしまった。本格的な景気後退に陥る可能性がでてくるのはこれからだ。サブプライムで損失をこうむった欧州の銀行が貸し渋りを始める、可能性が高い。
原油高、ユーロ高は、ユーロ経済には耐えがたい打撃を与え、アメリカ経済より深刻だ。ブッシュ政権は、原油高がピークに達するころに所得税還付による減税を行い、ガソリン高による消費減退を運よく相殺できた。まさに僥倖である。政策の妙か単なる偶然かは判断の分かれるところだが、神は米国を見捨てていないと見るべきかもしれない。
世界経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)がしだいに米国・米ドル有利にシフトしている。輪出の急増でアメリカの対外債務は減少した。原油はバブルであると読みきった、バーナンキは利上げでは無く、利下げを行いスタグフレーション回避に成功した。しかし、サブプライムからプライムの住宅ローンへ波及した不動産不況は、依然リセッションへ陥るかまだ危うい剣が峰の状態だ。11月の大統領選挙まで大過なく、レーガン後継政権を目指す共和党マケインが勝利すれば、演説上手のオバマよりリセッション回避の公算は高いだろう。リセッションを運よく回避できた場合、米ドルの基軸通貨の地位を守るため、米ドルへ資金を更に回帰させる政策をとることが予想される。選挙後新政権による財務長官、FRBの議長の人選次第だが、来年の前半にはFRBは徐々に米金利を上げはじめる可能性があると読むべきである。
米国より政府債務の水準が高い欧州諸国では、米国のような思い切った減税政策はとれない。7月にECBで利上げしたときにポールソン米財務長官の説得は正しかったのだろう。インフレより景気下振れ警戒へ切り替えが早かった分、欧州も救われた。
米政策金利であるFFレート金利は現在2%と、欧州のECBの4.25%に比べて半分以下、それゆえユーロに対しドルが弱かった。
米国は欧州より物価上昇率も経済成長率も高い。いずれ、欧州と米国の金利差は縮小するであろう。市場がそれを期待するようになれば、米ドルは大幅に上昇する可能性がある。ユーロは1ドル=1.4を下回るだけでなく、ユーロの理諭相場1ドル=1.15ユーロでに近づく可能性もあると予想する。
しかしながら、中国経済の失速で、原油価格は下落する。1バレル100ドルの攻防だろうが、目先98ドルで一旦は反発するのが私の予想だ。
http://www.fuji-ft.co.jp/chart/0n-genyu/index.htm
欧州経済の停滞は地政学的な危機さえなければ、原油価格は落ち着き、米ドル高ユーロ安となれば、欧州ユーロ圏経済には早ければ、来春から輸出は再は勢いを取り戻し、個人消費も回復するかもしれない。あくまでも過去の経緯だが、ユーロは過去原油価格のピークから約半年後〜9ヵ月後から上向いてきている。
しかし、原油安は、欧州にとって手放しで喜べない。米系金融機関は、3月の世界的な金融恐慌一歩手前にいち早く、情報を開示し資本増強の必要性を認め、なりふり構わず、オイルマネーや政府系ファンドより資本増強を行った。米系金融機関の資本需要を支えた、アラブ・オイルマネーにとって原油下落は打撃である。ユーロ経済圏の信用収縮で、欧州系金融機関が資本増強を計画してもオイルマネーが注入されるか不透明である。
欧州の景気後退で欧州系銀行の貸し渋りはこれからと予想され、万が一資本注入が必要になった場合、原油安は喜べないことになる。
原油高はロシアのグルジア侵攻を決断させてしまった。79年のアフガン侵攻も第二次オイルショックによる原油高による冒険であった。グルジア侵攻は新冷戦の再来との捉え方をしています。今後ロシアの処遇をG7各国はどうするかによって、歴史の歯車は大きく変る可能性があります。結論から言えば、G7各国はロシアを敵国にすべきではない。ロシア周辺で緊張が高まれば、エネルギーにロシアの原油天然ガスの依存を高めたユーロ圏の欧州経済や東欧諸国が不安定となることになる。
グルジアは米国にとってもロシアにとっても今後の試金石となった。プーチン・メドヴェージェフ体制にとって、米国の世界一極体制が弱ったと読み、グルジア侵出のジャブは、新冷戦=原油価格の暴落というきついカウンターパンチを喰らった格好だ。
さらに、ポーランドはTMD配備を決め、ウクライナもNATO加盟を模索し始めた。
オバマかマケインか米新大統領候補の資質もグルジア問題の対応は、あきらかにオバマの失点となった。運悪くハワイで休暇中であったと言い訳しているが、オバマにはロシアの動きや、米情報部中枢とのホットラインが無い証明ともなった。
シークレットサービスが付いたこの時点でCIA等国家情報機関とのラインが無いということは、米国の中枢は、オバマ大統領を望んでいるわけでないとのシグナルとも読める。
【Ddogのプログレッシブな日々】
http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/16387270.html