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(回答先: Re: ユーロ相場の行方と欧州経済・ロシア 副島隆彦を馬鹿にした部分書きマツガエてしまいました。 投稿者 Ddog 日時 2008 年 9 月 06 日 22:02:09)
AUD・USD週足
http://www.forexwatcher.com/charts.htm
豪州準備銀行(RBA)は9 月2 日、0.25%(25bp) の利下げを決定し、政策金利は7.0%へ引き下げられた。実に7年ぶりの利下げとなる。
年内に更なる利下げが予想され、原油をはじめとした商品価格の暴落と重なり、短期的には下落が早すぎ、一旦はいい調整ポイントに来たが、長期的な豪ドルの底値の目処はまだ立っていない。今後、更なる利下げ促進要因として消費・金融市場、利下げ抑制要因として労働市場の逼迫と資源関連インフラ投資の拡大が重要だ。
豪ドルは7 月半末以降調整基調で推移し、9 月5日には1豪ドル0.81485米ドル、対円で87.86円へ下落した。89週移動平均線もブレイク。200週移動平均線へタッチした。一目均衡表では雲を下抜けし、大幅に乖離している。明らかに、下げすぎで、FX取引なら、ワンチャンス狙いかもしれない。ただ、債券投資であれば、堕ちるナイフに手を出すと、怪我をする。ブレーキーの効かない相場がどこまで行くか、予断の許さない局面だ。
目先の注目点は [0.4775⇒0.9851]の上昇に対する 38.2%戻し、0.7912。さらに、ずっと下がって昨年8月の安値、0.7675。
私が知る限り、豪ドルは、日本の金融機関による個人金融資産対象に様々な仕組み債や、豪ドル建ファンドを組んでいる。こういった豪ドル建商品の解約が、豪ドルの売りを加速させるかもしれない。
豪州の「金融不安」やRBA の「政策転換」など豪州内部の要因が導いてきた。RBA は引き続き経済動向を睨みつつ金融政策を判断していく状況が続く見通しであり、中長期的には弱含みの展開が続く。特に利下げ効果が確認されないまま金融政策が利下げ基調で推移する中では、対外金利差の縮小観測が豪ドルの調整要因になる。
0.25%(25bp )程度の利下げの効果はさして大きくないと見られ、景気回復期待に繋がるには、0.5%(50bp)程度の利下げと経済指標の発表を経た年末から09 年年初にかけた時期になるかもしれない。
しかしながら、豪州の金利水準は依然先進国の中では高金利通貨であることには間違い無く、底をコツンと打つであろう時が必ず来る。その時は、目をつぶって買いかもしれません。逃げそこなった人は、80円台後半90円前後のリバウンドがあれば一旦手仕舞いを検討されることをお勧めします。
ちなみに、相場は御自身でご決断ください、自信はあるが責任は持ちません。
【Ddogのプログレッシブな日々】
http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/16405089.html