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(回答先: 資本論は、あくまでも、ソビエト誕生以前に書かれたファンタジーであることを心して資本論を読んでもらいたい。 投稿者 Ddog 日時 2008 年 10 月 20 日 21:19:11)
浅薄な議論だなあ。
資本論の復権がロシア社会主義の復権とイコールではない。
資本論はあくまでマルクスが生きた時代の先進国の矛盾を目の当たりにして、その構造、成り立ち、行く末を分析したものだ。
社会主義経済の到来を予言したわけではないし、ソビエトや中国のようなへんちくりん社会主義が登場するなんて想像もしなかったろう。
現在の世界金融の混乱はマルクスや資本論の予見を越えるものと思うけれど、その混乱のおおもとを考えるときに、資本論及びマルクスの多くの論考は大いに参考になると思うが。
そのような本質的な議論なしに、やれソビエトは失敗したとか、マルクスは社会主義の経済的矛盾を見ることはなかったといくらいっても、屁のつっぱりにもならない。
そもそも資本論の構想とソビエト社会主義とは何の関係もないといっては言い過ぎだけど、少なくともマルクスの考えていたこと、やろうとしたこととはかなり大きな切断面があるということを理解していた方がいいよ。