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(回答先: 日本の不動産市場の崩壊〜アーバンコーポレーション破綻について:「将来に対する唯ぼんやりとした不安」を考える@ 投稿者 Ddog 日時 2008 年 8 月 17 日 14:43:42)
不動産市場の崩壊A〜不動産会社の危機
人間とは下世話なもので、また無責任な生き物です。2002年木村剛の「30社リスト」が出回りましたが、http://www.asyura.com/2002/hasan14/msg/1052.html
その多くが何らかの形で合併や破綻しました。次の倒産企業はどこかと、市場は疑心暗鬼です。悲しいかな、株価が二桁になったら発射台逝きの可能性を覚悟しましょう。100円200円台も危険ゾーンかも。
アーバンコーポレーションのように急激に伸びた新興企業ほど足腰が弱い。自己資本比率が高くない企業ほど、財務的蓄積がなく足腰が弱いとされます。一般的に自己資本比率が高いほど、資本構成が安定しており経営の安全度が高い企業です。
自己資本比率とは、企業の財務面の安全性を判断する一指標で、総資産に占める自己資本の割合を示します。自己資本比率(%) = 自己資本 ÷ 総資産 × 100
自己資本比率が高いということは、金融機関などが貸し渋りや、貸し剥がしをしたとしても、抵抗力があり、損失を処理することができますが、自己資本比率が低ければ、他人の褌(フンドシ)で相撲とっているようなもので、金融機関からの資金供給が止まったり、貸し剥がしに合うと、途端に経営に行き詰る可能性がある。自己資本が低いと、新たな資金需要に対して有利子負債を頼る必要性が高く、その分競争力が劣ってしまう可能性がある。また、現状収益性が上がっていないような場合には、有利子負債負担に耐え切れなくなる可能性もはらんでいる。
ということで、主要上場不動会社42社の自己資本一覧表です。
ちなみに42社平均は25.3%です。
ああ、やっぱりといったアーバンコーポ破綻劇の裏側の記事をダイヤモンド・オンラインで見つけましたので参考ませに貼っておきます。
窮余の資金調達で問題が発覚 アーバンコーポ破綻劇の裏側
【ダイヤモンド・オンライン】http://diamond.jp/series/inside_e/08_23_001/
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新興不動産会社であるアーバンコーポレイションが13日に東京地裁に民事再生法の適用を申請した。負債総額は2558億円と今年最大の倒産となった。
上場企業では6月にスルガコーポレーション、7月にゼファーといった新興不動産会社が相次いで破綻しており、あらためて不動産市況の悪化を認識させることになった。ただ、アーバンについては投資家をミスリードするような情報の非開示が倒産と同時に明らかになっており、後味の悪さを残している。
アーバンは民事再生法の適用を申請した13日現在で資産超過状態であり、結局、資金繰りのメドが立たなくなったのが倒産の引き金となった。
今年の4〜6月には、棚卸資産である不動産を数百億円売却して資金調達を図ったが、「昨年末以降、金融機関からの新規借り入れや借り換えが困難になった」(房園博行社長)状況で、資産売却が追いつかずについにギブアップした。
同社のビジネスは、主力事業である不動産流動化事業は不動産を仕入れて、改装、建て直しなどにより価値を向上させて転売するというもの。典型的な回転売買型で、不動産市況が下落局面を迎えたことでビジネスモデルが簡単に破綻してしまった。
ところが、アーバン倒産の図式はそんな単純な話だけでない。一般投資家に多大な損害を与える重大な開示義務違反ともいえる問題が明らかになったことに注目すべきだろう。
アーバンは7月に財務基盤を強化するためにフランスのBNPパリバに対して300億円の転換社債型新株予約権付き社債を発行し、資金調達に成功したとしていた。
だが実際には、アーバンにとって不利なスワップ契約を抱き合わせで締結しており、相殺すると300億円のうち約90億円しか資金調達できていなかった。さらにスワップ契約によって最終的に58億円の営業外損失まで発生しているのだから、あきれた話だ。
社債発行時には、大きな損失を発生させる可能性のあるスワップ契約のことにはまったく触れておらず、一般投資家にまるまる300億円を資金調達できたと思わせていたのだから、これは一般投資家に対する裏切り行為だ。
房園社長は「株主をだますつもりはなかったが、もう少し深い情報開示をしてもよかった」と反省の色も見せるが、今回の情報非開示は株主代表訴訟に発展する可能性もある。
なにより「今回のトラブルが原因で、アーバンと資本提携する予定だった外資系金融機関が断念することになった」(証券会社関係者)との情報もあり、情報開示に積極的でない姿勢が自らの首を締めたことになる。情報開示が企業存続の大前提であることを忘れてはいないだろうか。
今後、アーバンはスポンサー選びに入ることになる。今回の情報非開示を反省し、真摯な態度で情報開示をする企業姿勢を明確にしなければ、スポンサー選びは難航するだろう。
(『週刊ダイヤモンド』編集部 野口達也)
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このままだと、老舗を除いてへたをすると10社くらいは逝ってしまうかもしれません。
この秋もし日経平均年初来安値を付けたら天与の買いチャンスかも(中国のコケぐあいと米国の立ち直り程度による)・・・株を買う金が欲しい!
【Ddogのプログレッシブな日々】
http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/15348368.html