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http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djCID8759.html
カナダのウラン銘柄が高い、カメコ鉱山の洪水被害で
ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)カナダのウラン生産大手カメコ(NYSE:CCJ)(CCO.T)の鉱山での洪水被害を受けて、ウランの供給が逼迫(ひっぱく)するとの懸念が再燃するなか、カナダのウラン銘柄が急騰している。
上げ幅が最も大きかったのはデニソン・マインズ(AMEX:DNN)(DML.TO)とフロンティア・デベロップメント・グループ(AMEX:FRG)(FRG.TO)。13日のニューヨーク市場で、デニソンは18.29%、フロンティアは22.98%、それぞれ上昇した。一方、カメコは3.22%下落した。デニソンが13日発表した4-6月期決算は赤字転落となり、同社は生産量の見通しも引き下げた。
CMCマーケッツ・カナダによると、カメコでは、2006年10月の洪水でウランのスポット(現物)価格が急騰する原因となった、サスカチワン州のシガーレーク鉱山の復旧が遅れているため、供給水準が再び打撃を受ける恐れもある。初めの洪水の後、生産開始スケジュールは2010年に延期された。カメコは14日の4-6月期決算発表でアップデートを示す予定。
デニソンの4-6月期の純損益は1380万ドルの赤字(前年同期は4050万ドルの黒字)、1株損益は7セントの赤字(同21セントの黒字)。この数字には、ザンビア資産に関する将来の未払い所得税の増加に伴う、ザンビア通貨クワチャの米ドルへの転換による為替差損1120万ドルが含まれている。前年同期は投資利益3860万ドルも計上していた。
売上高は前年同期比69%増の3170万ドル。ただ、営業費用が2倍超膨らんだため、総費用も3430万ドルと、同90%急増した。
08年通期の生産量の見通しについて、デニソンは「イエローケーキ」と呼ばれる酸化ウラン精鉱(コンセントレート)が170万-190万ポンド、製鋼添加剤となる合金バナジウムが290万-320万トンに下方修正した。これまでは酸化ウラン精鉱が210万-230万トン、合金バナジウムが300万-400万トンになると予想していた。
デニソンはカナダ、米国、ザンビア、モンゴルで鉱業権を保有している。