★阿修羅♪ > 国家破産57 > 645.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
全文
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0807/15/news033.html
ドイツのどこに行っても見かけるのが発電用の大型風車。この10年で数多くの風車が建設され、消費電力に占める風力の割合は6.4%にも達した。
風力に加え、バイオマス発電、水力、太陽光といった再生可能エネルギーを合計すると消費電力に占める割合は14%を超える。再生可能エネルギーといえば電力供給の隙間を埋める「お手伝い的な電源」と考えられていた時代もあったが、ドイツでは欠くことのできない存在になっている。
ドイツでなぜこれほど風車が建設されるのか。その理由は投資先として魅力的だからに他ならない。
昔、風車建設に参加したのは「儲けにならなくても、環境保全のために何かをしたい」という人が多かったが、それだけでは普及に限界がある。時代は移り、今では低迷する株式に代わる有利な投資先と捉える人が増え、ビジネスとして十分成り立つようになった。自己資金、銀行からの借り入れ、個人出資を募るなど資金調達の方法はいろいろあるが、大きなトラブルがなければおよそ15年で建設費用を回収できる。
15年という期間を見通せるのは、再生可能エネルギー法(EEG)により売電価格が保証されているから。同法は再生可能エネルギー開発促進のため2000年4月に施行され、その目論見通り再生可能エネルギー開発に火が付いた。
さて、筆者の住むカールスルーエ市の工業地帯にも大型風車が立っている。ここは元々ゴミの埋め立て処分場で、高さ60メートルまでゴミを積み上げてできた文字通りの“ゴミの山”。緑化された山の上では3本の発電用風車が元気よく回っている。
斜面に設置されているのは太陽電池。ここには写っていないがゴミの山から出るメタンガスは収集されコジェネレーション(熱伝併給)に利用されている。
ゴミの山が再生可能エネルギーの山に生まれ変わったわけだ。なお、この風車で生産した電力の売電価格は1キロワット時あたり約15円。
コメント
【無駄な道路などを作る位なら】日本はもっと地熱発電を 米国の環境学者 レスター・ブラウン氏提言 08 年 6 月 25 日
http://www.asyura2.com/08/hasan57/msg/256.html
に引き続き、他のエネルギーについて。「風力、地熱、水力?ップ、そんな些細な量じゃどーにもならねぇ(笑)」と、馬鹿にしてコツコツとやってこなかった差が、こうして何年も経つと出てきます。無駄な道路や新幹線をつくっても、これらエネルギーの投資と比べたら、生み出すものの価値がまるで違う。むしろ新幹線は毎年維持費がかかり、他に何かをする余裕がなくなります。
フランスの財政赤字、その7つの疑問 ル・モンド・ディプロマティーク日本語・電子版
http://www.asyura2.com/08/hasan57/msg/619.html
の話と少し被りますが、公共投資はこうして、国の資産として残るのです。それを国の借金額として計上し、それだけを見て「借金がヤバイヤバイ」と騒いでいる、実に滑稽な構図。
余談ですが、とある街で原子力利権の恩恵を受け、原子力の危険性を指摘する人が無視されたり、というリアルな話を聞きます。ドイツなどヨーロッパと比べると、日本の大衆の民度はほんと遅れていますなぁ。。目先の事ばかり考え、長期的な視点がまるで無し。その結果が今の日本の惨状。あ、納得。