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中川昭一元政調会長が財政出動の政策提言(小野盛司)
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2008/07/post_529a.html
一部抜粋
マスコミの扱いはそれほど大きくはないが、中川氏が総理に名乗りを上げたとか、景気対策の議論が解禁になったとかということで話題になっている。
@ 2兆6000億円の定率減税の復活
A 2兆円の法人税減税
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これらを含めた経済対策の総額は21兆円あまりとしている。
昨日(7月11日)の日経新聞には園田博之自民党政調会長代理が「補正を使って内需拡大策」を行うという記事が載っている。検討中の今年の補正予算編成の狙いはという問いに対し園田氏は「予算編成後に生じた新たな問題が原油高騰、高齢者対策、内需拡大だ。内需拡大は例えば農業や漁業、中小企業対策、環境対策だ」と述べている。
明らかな変化が感じられる。今まで我々の質問主意書に対する政府の答弁は、「政府としては、基本方針二〇〇七において、予算編成の原則として、民間需要主導の経済成長を目指し、景気を支えるために政府が需要を積み増す政策はとらないこととしている。現在の極めて厳しい財政状況等を踏まえれば、経済成長を維持しながら、歳出・歳入一体改革に正面から取り組むことが必要であると考えている」
マスコミは表面的には歳出削減と増税というデフレ経済にとって絶対に行ってはならない政策を支持しているように見えるが、その間違いに気付き始めていると私は見ている。実は筆者は数日前、マスコミの方々が多数集まる会合に招かれ「お金がなければ刷りなさい」という内容で、3時間以上お話しをさせていただいた。かなり過激な内容でマスコミの論調に真っ向から対立するものであるだけに、相当の批判を浴びるのかと覚悟をしていた。ところが実際は「目から鱗」だということで、出席した方々は大賛成の様子だった。やはりマスコミも現在の政府の政策が間違えていると気付いているのだと感じた。私の希望的観測ではあるが、水面下でマグマのようなものが静かに動き出している。何かのきっかけで、一気に爆発するのではないだろうか。それが中川昭一氏を総理に押し上げるのではないか。これが私の希望的観測である。
中川氏の提言に対して、赤字国債は将来世代につけを残すことになるという馬鹿な議論があるだろう。しかし、内閣府の試算でも景気対策をやれば国の借金は実質的に減少するとなっている。景気対策を怠ったために、日本はどんどん貧乏になっているし、日本経済が一流でないと大田大臣が言うようになるほど衰退してしまった。国を貧乏にしてしまったということは、将来世代に大きなつけを残したということだ。
コメント
財政難である、という政府とマスゴミが広め、デフレ下に緊縮財政を取り続け、国は衰退していきましたが、それに対して一部の人はずっと、その認識のおかしさを指摘してきました(株式日記のTORA氏も)。
その効果があってか、変化がみられる様です。今までは人々は、財政難という言葉を聞けば、それを鵜呑みにして、そのもそも財政難とはどういう状態か?という事を考えず、思考停止でその価値観・・・家計と政府の帳簿の考え方は同じであると、もっともらしい考えを信じてきました。
これは本当に、恐ろしい事です。国民のほとんどが、現代においてそういう洗脳にかかっていた訳で、今だに財政難だと思ってる人はいるでしょう。
小渕総理が死去し、その後ずっと緊縮財政が取られてきました。当然、経済は衰退し、低金利は続き、円は流出していきました。一方でドル高になったアメリカは、累積貿易赤字をものともせず、大量消費を続けてきました。ロン・ポールも言っています。日本や中国はドルや米国債を買うべきではないと。。つまり、アメリカによる洗脳なのです。財政難という認識の結果、それはアメリカの有利に働く。
ロンポールは明確に、中央銀行の利子を決定する仕組みに、我々がその結果、増税で苦しめられている構図をずっと糾弾しています。それに、頭の柔らかい若者が理解をし、戦っているのです。政府から奪われた、通貨発行権を取り戻すために。
国が自ら発行した通貨の量を、借金としてカウントするのですか?経済学を学べば、紙幣量は物・サービスの総量とのバランスで決めるべきもので、それ以上でも、以下でもない事は明確に理解できます。中央銀行が介在し、国が発行した紙幣に利子を課し、我々から富を搾取し、そして紙幣によって世を支配している、それをロンポールたちは糾弾しているのです。財政難、というのは、それを隠す為につくられた概念に過ぎません。それに騙される人間がいかに多いか、嘆かわしく思っています。
反ロスチャイルド同盟主催者あべよしひろ講演会 2008年5月4日
http://www.asyura2.com/08/wara3/msg/109.html
も一つ、経済とは何か?を理解する上で参考になります。女性の方も参加し、決して理解できないレベルの話ではありません。
それを理解できないから、削減のみを主張する、小泉、竹中平蔵、橋下、そして中川秀直&脱藩官僚の会、の様な非論理的な事ばかり主張し続けた、カイカクを国民は支持してきたのです。
参考
国の借金が大変なら日銀が買い取れば良いと世界を代表するエコノミストが提言(小野盛司)
http://www.asyura2.com/08/hasan55/msg/381.html
【神州の泉】お金が海外に流れ出ている(小野盛司)
http://www.asyura2.com/08/hasan57/msg/263.html
ポール・サミュエルソン氏がまた、日本の内需拡大の必要性を説く【日経BP】
http://www.asyura2.com/08/hasan57/msg/425.html
【ヒロさん日記】反ロスチャイルド同盟提供:「Money As Debt」日本語字幕版
http://www.asyura2.com/07/war96/msg/192.html
日本にはびこる財源病:財源バカ
http://www.asyura2.com/08/hasan56/msg/735.html
政府がなぜ、財政均衡主義に捕らわれているか、なるほどと思いました。
http://www.asyura2.com/08/hasan56/msg/369.html
書籍『黒字亡国 対米黒字が日本経済を殺す』 三國陽夫 【朝日新聞 06年】
http://www.asyura2.com/08/hasan56/msg/756.html