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第2章 ソ連経済は破綻している
【ソ連の没落 :宮崎 正弘 p53 3行目】
太陽企画出版
1989年5月6日 第一刷
この問題に詳しい日本経済新聞元モスクワ特派員の永田実氏の報告を聞こう
「ゴルバチョフ―― 次の手を読む」講談社
「89年2月の『プラウダ』には、改革派の社会学者ザスラフスカヤ・アカデミー会員がやはり統計を批判する『ペレストロイカと社会学』題する論文を掲載した。
批判の内容を一言でいえば、ソ連当局は長年にわたり、統計数字の水増しを公然とやってきたということだ。セリューニンにいわせれば、『国民経済の数字の重大な歪曲が露わになったのは、1920年代だった』という。
その水増しの一例として、
彼が挙げている例は、あるトラック運転手の数年前の投書である。
彼の作業班が試みに1日に運んだ靴の総重量を運んだトラックの回数と同時に集計しておき、同様の靴の足数も集計した。結果、靴片方の重量がなんと平均12キロの重さになった。
この種の水増しは『広がっており、報告数字に歪曲のない部門を挙げるほうがやさしい』とセリューニン論文は嘆いている」