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(回答先: 米S&P金融指数が5年ぶり低水準、ゴールドマンめぐるうわさ受け -多額の評価損 [ニューヨーク 11日 ロイター] 投稿者 XL 日時 2008 年 6 月 12 日 09:59:46)
米株式市場は大幅下落、原油価格高が圧迫
2008年 06月 12日 07:00 JST
[ニューヨーク 11日 ロイター] 米国株式市場は大幅下落。原油価格が再び最高値近くまで上昇し、インフレに対する警戒感や消費者への影響を懸念する見方が強まった。
また、リーマン・ブラザーズ(LEH.N: 株価, 企業情報, レポート)が追加増資を検討する可能性がある、とする11日付の英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙の報道を受け、相場は一段と圧迫された。この報道について、リーマン広報担当者はコメントを控えた。リーマンは4日続落となり、合計約30%下落している。
さらに、米連邦準備理事会(FRB)が11日発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)では、一部の地区でエネルギーおよび商品価格の上昇が消費者に転嫁されていることが明らかとなった。また、経済活動は概ね弱いとの認識も示された。
米原油先物は一時、約7ドル高の1バレル=138ドルをつけた後、136.38ドルで取引を終了した。
シェフェール・インベストメント・リサーチのシニア・テクニカル・ストラテジスト、ライアン・デトリック氏は「(原油価格は)過去最高値付近まで上昇した。これを受け、インフレ懸念が再燃した」と述べた。
ダウ工業株30種は205.99ドル(1.68%)安の1万2083.77ドル。
ナスダック総合指数は54.93ポイント(2.24%)安の2394.01。
S&P総合500種指数は22.95ポイント(1.69%)安の1335.49。
リーマン・ブラザーズは13.6%急落。
ゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)は2.9%安。ゴールドマンはこれまで、サブプライムモーゲージ(信用度の低い借り手向け住宅ローン)危機の影響を免れている唯一の大手証券会社だったが、トレーダーは11日、ゴールドマンが評価損計上に迫られるとのうわさがあると指摘。これについてゴールドマン広報担当者は、市場のうわさにはコメントしないと述べた。
S&P金融指数は3.3%低下し、5年ぶりの低水準となった。
原油高の影響で、デルタ航空(DAL.N: 株価, 企業情報, レポート)は9.6%急落。フェデックス(FDX.N: 株価, 企業情報, レポート)は4%下げた。
燃料高への懸念は、ナスダックを構成する運輸株も押し下げた。トラック運送大手のYRCワールドワイド(YRCW.O: 株価, 企業情報, レポート)は8.4%安。物流サービスのエクスペディターズ・インターナショナル(EXPD.O: 株価, 企業情報, レポート)は4.9%安。
小売株も売られ、ウォルマート・ストアーズ(WMT.N: 株価, 企業情報, レポート)は2.1%下落。
アルミ大手のアルコア(AA.N: 株価, 企業情報, レポート)は、JPモルガンによる投資判断引き下げが嫌気され8%急落。
一方、オフィス用品小売りのステープルズ(SPLS.O: 株価, 企業情報, レポート)は5.3%上昇した。同社は、オランダの同業コーポレート・エクスプレス(CXP.AS: 株価, 企業情報, レポート)を買収することとなった。ステープルズが買収提示額を26億5000万ドルに引き上げたことから、コーポレートが提案を受け入れた。
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http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPJAPAN-32215620080611