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(回答先: ヘッジファンドが穀物現物市場に参入【ヘッジファンドニュース】・・穀物市場が投機資本の餌食に? 投稿者 tk 日時 2008 年 4 月 25 日 22:14:12)
URIから判断すると、2007年01月19日の記事のようです。
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http://www.tmr.or.jp/headline/1169359044.html
01-21 ウォール街は農業に賭ける(1)
http://www.soyatech.com/bluebook/news/viewarticle.ldml?a=20070119-1
【19日ニューヨークタイムズ】エネルギー先物に大量に投資されてきたウォール街の商品ファンドは今、コーンや畜産先物のような農業商品が増えている。
この投資の洪水で、穀物トレーダーと農業生産者の間では、農業市場への投機マネーの不適切な影響が高まって、消費者食品の原料商品の価格が設定されるという懸念が高まっている。
米国の先物市場を調べた商品先物取引委員会(CFTC)の最近の調査で、ウォール街の商品インデックスファンドが多くの人が予想していた以上に農業先物市場に集中していることがわかった。
ウォール街のファンドが、シカゴ、カンザスシティ、ニューヨークの商品取引所において、コーン、小麦、生牛のような商品の先物契約の1/5から1/2を押さえていることがわかった。例えばシカゴ商品取引所では、ファンドは生豚先物の長期契約の47%、小麦の40%、生牛の36%、そしてコーンの21%を占めている。
「これは驚くべき数字だ」と、シカゴにある農業関連調査会社、アグ・リソーシズのダン・バーゼ社長は語った。「農業商品における未決済の建て玉のこの爆発的な増加を見てきて、今我々はそれが商品インデックスファンドと大いに関係しているとわかった。」
インデックスファンドは価格変動性をあおっているかもしれないと、トレーダーとアナリストは言う。なぜならば、農業市場はエネルギーのような他の商品よりも流動性がかなり少ない傾向があるからだ。そのような価格変動性は、スーパーでの食料品など農業商品の買い手と売り手の両方にとっての価格上昇をもたらす可能性がある。
投資家は商品に投資するために集まり、株式に替わる物と過去5年間の利益が突出している物に引かれていく。産業アナリストは、インデックス商品市場は2005年の800億ドルからおよそ1,000億〜1,100億ドルになっていると推定する。
トップは、ゴールドマン・サックス商品インデックスで2005年末におよそ600万ドルだったと推定されるゴールドマン・サックスと、300万〜400万ドルと推定されるダウ・ジョーンズ-AIG商品インデックスである。エネルギーに集中して来たゴールドマン・サックス・インデックスのおよそ20%は農業畜産商品になっている。また、ダウ・ジョーンズ-AIGインデックスのおよそ40%は農業畜産になっている。
2005年にはジェフェリーズ・バンクとロイターズのジョイントベンチャーによるCRBインデックスの再開など、新入者が市場に参入した。
「需要がすごい」と、CRBロイターズ-ジェフェリーズ・インデックスの監視委員会の一員であるジェフェリーズのエリオット・ゲラー副社長は語った。
商品専門家も、最近の需要の急増をポートフォリオを多様化させようとする投資家のせいにする。
「ベビーブームの世代が定年に近づくにつれて、退職後の生活の保障に焦点を絞るようになっており、見返りが大きなものを探しているのは間違いない」と、121億ドルの投資信託を持つピムコ・コモディティ・リアルリターン・ストラテジーのポートフォリオ・マネージャー、ジョン・ブリンヨルフソン氏は語った。「だが、2000年の相場の総くずれは彼らに、利益を求めるならリスク管理が投資の大きな部分であることを知らしめた。そこで商品がピッタリ合ったのだ。」
商品インデックスの取引高の増加はここ3年間続いているが、それは、買い手と売り手にもっと安全な取引の場所を与えるのと、大きな価格変動のでこぼこをならすには良いことだ。
だが、農業関係者の多くは、インデックスファンドは、その規模の大きさのためだけではなく、ファンドが市場が出す信号に反応して群れを成して動く傾向があるので、価格変動率を高め、先物価格の高値と安値の差を広げていると言う。(o)