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http://www.lib.kobe-u.ac.jp/das/jsp/ja/ContentViewM.jsp?METAID=00755400&TYPE=HTML_FILE&POS=1
昭和13年2月6日
北支中央銀行{中国連合準備銀行}全貌
新政権に出資額の半額貸与
発券準備に日銀券と鮮銀券
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北支における新発券中央銀行となるべき中国連合準備銀行の設立に関しては関係当局者間において着々具体案が練られて来たが賀屋蔵相は五日の衆議院赤字公債委員会において田村秀吉氏(民政)の質問に対しその組織構成を左の如く発表した
名称は中国連合準備銀行とする
△資本金は五千万円としその半額二千五百万円は中国臨時政府において、残り半額二千五百万円は中国、交通、中央、河北の四銀行の出資とする
△臨時政府の出資額に対しては我が国において十分援助する(日本側の援助は正金、興銀、鮮銀の三銀行より一千二百五十万円を臨時政府に貸付ける形式をとる予定
△新銀行の発券準備は現銀のほか日銀券、鮮銀券をもってこれに充てる
△新銀行は発券銀行たるとともに為替銀行の役割を有する、我が国の北支に対する為替銀行の役割は主として朝鮮銀行がこれに当る
△新銀行は設立とともに新通貨を発行し旧通貨の回収を計る、差当っての発券総額は一般経済活動資金を合せ約三億円程度と見られ将来経済活動の拡大とともに漸次新通貨の増大を見るはずである
△我が円へのリンク問題はこれを一挙に達成せず漸進主義をもって実際的効果をあげるはずである
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/sinbun/vlist/gink29.html
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