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(回答先: 大蔵大臣の片岡 直温 ・・・ 『俺のせいぢゃない』と弁明 【大阪朝日新聞】 投稿者 hou 日時 2008 年 4 月 21 日 00:59:58)
昭和2年の1円は今ではいくらくらいか(平成15年現在で試算した場合)
―昭和2年と平成15年の企業物価の年平均がそれぞれ1.099と
637.4となるので、この間の物価上昇率を求めると以下のようになります。
637.4÷1.099≒580(円)
2兆9580億0000万0000円
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/das/jsp/ja/ContentViewM.jsp?METAID=00809182&TYPE=HTML_FILE&POS=1
新聞記事文庫 公債(13-090)
大阪朝日新聞 1927.3.17(昭和2)
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憂うべき国債増発病
財界六感
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我国の国債が、近年非常な勢いを以て増積しつつあるのは隠れもなき事実であるが、
本年2月末における現在額は51億9300万円と殆んど52億に手が届きそうな巨額を計上するに至った。
随ってその利払にだけでも年々2億5000万円に余る財源を捻出せねばならぬ窮状にあり、
この分で推進めば、結局借金の泥海に溺死するのほかなきは甚だ見に透いたこと、そこで今の内に何とかせねばならぬというので非募債論や償還増額論が頭を擡げて来たのである。
現内閣は、しきりに国債減額の必要を高調し、明年度予算においては、既定通りの百分の百十六に当る5400万円減債基金のほかに、さらに剰余金から4400万円を繰入れ、9800万円の減債を実行する計画を樹て、頗る得意の色がある。
しかし毎度いう通り、国債の新規償還額4400万円は、剰余金の僅かに四分の一に当る額にすぎず減債実行の計画としては到底不徹底の譏を免れぬ。宜しく国庫剰余金の如きはその金額を減債資金に充当すべきものである。
それは兎に角、ここに見逃し得ないことは、さらに現内閣の公債政策が、新規発行の側において、全然減債の趣旨と声明とを裏切っていることである。
試みに、明年度において新規に発行さるべき公債計画に一督を与えよ。
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一般会計において 6400万円
特別会計において 8600万円
合計1億5000万円のほかに
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震災手形整理の交付公債 2億3000万円、
施設鉄道買収交付公債 5400万円、
九州製鋼買収交付公債 600万円、
西原借款肩替交付公債明年度分 4400万円
公債借換明年度増加発行額 2600万円
都合5億1000万円
に余る公債発行が明年度に於て計画されている。
1億に足らぬ公債を償還して、5億に余る新規発行を敢てしようというのである。小さなマイナスとそして比較にならぬ大きなプラス、
それで原数の減少を望んでいるのが現内閣の公債政策―それで悩んでいるのなら天下の大愚、平気でいるのなら無類の横着者である。
殊にその殆んど全部が交付公債であることは、そもそも何を意味するか。ボロ銀行、ボロ会社、ボロ鉄道救済のために、国民はさらに4億に余る借金の上塗りをさせられようとしているのだ。こんな公債は潔く打切るべし、公債の増発を絶対に停止せぬ限り、減債計画は意味をなさない。
(六灘子)
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/5215/takahasi.htm
戦費
昭和2年の1円は今ではいくらくらいか(平成15年現在で試算した場合)
―昭和2年と平成15年の企業物価の年平均がそれぞれ1.099と
637.4となるので、この間の物価上昇率を求めると以下のようになります。
637.4÷1.099≒580(円)
438兆4156億2000万円
日中戦争+太平洋戦争戦費:7558億8900万円 (昭和6年度歳出の80年6ヶ月分)
国富被害
2531億3000万円 → 1888億5200万円 (1945年8/15現在) 653億200万円
人的被害(太平洋戦争)
日本人の死傷者数:646万人
死者数:300万人前後(文献によって差あり)