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(回答先: 経済速報 （金融株の下落と解説） 【Nevada】 投稿者 愚民党 日時 2008 年 3 月 14 日 11:00:18)
「為替」 ドル・円95年10月来の円高水準99.77円、原油続伸111ドル／ニューヨーク外国為替市場概況
3月14日6時38分配信 フィスコ
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:34JST 「ドル・円95年10月来の円高水準99.77円、原油続伸111ドル」
【ロンドン市場概況】
13日のロンドン外為市場では、ドル・円は、100円00銭のオプションバリアーを試
すドル売りが先行し、下抜けて99円77銭まで下落後、利食いや日本からの円高懸念
発言を受けたドル買いに100円44銭まで上昇した。ユーロ・ドルは、1.5550ドルから
堅調に推移し、1.5600のオプションバリアーをつけて1.5627ドルまで上昇、ユー
ロ・円は155円56銭まで下落後、156円48銭まで上昇した。ポンド・ドルは、1.23乗
せからのストップロスの買いが続き、2.0294ドルから2.0389ドルまで上昇し、ド
ル・スイスは1.0122フランから1.0045フランまで下落した。
【要人発言】
ダーリング英財務相
「為替相場は市場によって決定される」
トリシェECB総裁
「金融政策の決定、中期的な物価安定を確保するためのもの」
「現在の状況では、過度な為替の動きを懸念している」
ビジネスヨーロッパ(欧州経営者団体)
「ユーロ高抑制に向けた措置を期待」
額賀財務相
「円高というよりはドル安」
「G7でも為替の急激な変動は望ましくないというのが各国の見方」
篠原財務官
「G7、過度の為替の変動は経済にとって好ましくないとの認識で一致」
カタール中銀
「われわれは、一部メディアが1人の当局者の話として伝えた、リヤル相場の調整や
ペグ制撤廃に関する報道を否定する」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円100円37銭、ユーロ・ドル1.5584ドル、ユーロ・円156円34銭、ポンド・ド
ル2.0367ドル、ドル・スイス1.0113フラン
【ニューヨーク市場概況】
12日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は予想外に減少した米2月小売売上高を
受けて99円97銭まで下落したが、S&Pの“大手機関の評価損問題に終息の兆し”との
見解やバーニー・フランク下院金融委委員長が住宅ローン市場の救済策を提示した
事を受けて株価が上昇に転じた事から101円24銭まで反発し、100円60-68銭で取引を
終えた。
ユーロ・ドルはユーロ・円絡みの売りに一旦1.5550ドルまで反落したが、原油続騰
を受けた中東筋の買いに1.5646ドルまで上昇しユーロ導入来の最高値更新し、
1.5631-38ドルで引けた。ユーロ・円は株価動向に連れて156円06銭へ下落後157円68
銭まで反発した。ポンド・ドルは2.0382ドルから2.0282ドルまで下落し、ドル・ス
イスは1.0060フランへ下落後1.0161フランまで反発した。
【FF先物米金利変更織り込み率】
3月利下げ確率：2.50％（12％←38％）、2.25％（88％←76％）
4月利下げ確率：2.00％（70％←72％）、1.75％（21％←6％）
【シカゴVIX指数：株式投資家の恐怖心理の度合いを示す指数】
27.29←27.22、日中最大29.62（08年最大：1/22の37.57）
【原油市場】
原油相場は4日続伸。ドルが対円で約12年4ヶ月ぶりの安値をつけ、対ユーロでも最
安値を更新するなどドル安加速に伴い一時111.00ドルまで上昇し、7営業日連続で最
高値を更新した。高値更新後は株価反発に連れてドルが買い戻されたほか、短期的
な相場過熱感を受けた利益確定売りなども強まることで伸び悩み、前日比終値を挟
んで上下する動きとなった。NY原油先物価格は111.00ドルまで上昇後に軟化し、結
局110.33ドル（前日比+0.41ドル、+0.3％、年初来+14.9％）で取引を終えた。
【株式市場概況】
米株式相場は上昇。投資ファンドの破綻観測で朝方は下落して始まったものの、ポ
ールソン財務長官が住宅ローン業務の規制強化を発表したほか、スタンダード＆プ
アーズが金融機関のサブプライム関連の評価損計上は大半を終了したとの見方を示
したことが好感され上昇に転じた。セクター別では素材や消費者サービスが上昇し
た一方、メディアや自動車・同部品が軟調。追加担保差入れに応じることができず
破綻に直面しているカーライル・キャピタルが債権団との交渉が決裂したことが明
らかとなり、取引先金融機関のベアスターンズ(BSC)やクレディ・スイス(CS)が下
落。一方で住宅ローン業務の規制強化が好感され、KBホーム(KBH)などの住宅メーカ
ーや政府系住宅金融のファニーメイ(FNM)、フレディーマック(FRE)が買われた。ダ
ウ構成銘柄ではボーイング(BA)やマクドナルド(MCD)が2%を超す上昇となり指数を牽
引した。結局ダウは35.50ドル高の12145.74、ナスダックは19.74ポイント高の
2263.61で取引を終了した。スタンダード＆プアーズはサブプライム関連での最終的
な金融機関の損失計上は2850億ドルに達すると見積もっているものの、これまで既
に1500億ドル以上の評価損が発表されており終焉に近づいているとの認識を示し
た。
【通貨オプション】
ドル・円オプション市場では、13年来の円高受けて買いに拍車がかかった。1ヶ月物
変動率は、14.05%から16.25%（最近の高値8/17＝23％、99年来の高水準）、3ヶ月物
は12.875%から14.525％(07年8/17＝15.25％、2000年来の高水準)、6ヶ月物は
11.975%から12.825%(8/17＝15.25％、2000年来の高水準)、1年物は11.2%から11.75%
（8/17＝13.80％、2000年来の高水準）へそれぞれ上昇した。
リスクリバーサルでは、投資家の下値ヘッジ目的の円コール買いが活発化、25デル
タ円コールオプション1ヶ月物は4.05%から4.75%（8/17=+6.5、2003年10月）、3ヶ月
物は4.4％から5.05％、6ヶ月物は4.675%から5.225％、1年物は4.825%から5.475%へ
それぞれ拡大した。
個別では6ヶ月物、15、20デルタリスクリバーサルの取引が目立っていた。
【経済指標】
米・2月小売売上高：前月比-0.6％（予想+0.2％、1月+0.4％←+0.3％）
米・2月小売売上高（自動車除く）：前月比-0.2％（予想+0.2％、1月+0.5％←
+0.3％）
米・週次新規失業保険申請件数：35.3万件（予想35.5万件、前回35.3万件←35.1万
件）
米・2月輸入物価指数：前月比+0.2％（予想+0.8％、1月+1.6％←+1.7％）、前年比
+13.6％（1月+13.8％←+13.7％）
米・1月企業在庫：前月比+0.8％（予想+0.5％、12月+0.7％←+0.6％）
加・10-12月期設備稼働率：81.8％（予想82.0％、前期83.4％←82.7％）
【金融政策】
ノルウェー中銀：政策金利5.25%に据え置き決定
スイス中銀：政策金利2.75%に据え置き決定
【要人発言】
ポールソン米財務長官
「米規制当局、資本市場の監督強化」
「全州と共同で住宅ローン業者に適用する強力な免許基準を導入」
「格付け会社の情報開示の義務も拡大」
「最優先課題は企業が市場混乱を乗り越える事」
「米国の強い経済が通貨に反映」
「強いドルは米国益に叶う」
スイス中銀
「08年経済成長見通し1.5-2.0%（12月2%）へ下方修正」
「08年インフレ見通し2%（1.7%）、09年1.4%（1.5%）へ上方修正」
ヒルデブランド・スイス中銀理事
「市場混乱は終了しておらず、悪化の可能性も」
米上下両院合同経済委員会
「バーナンキ米FRB議長4/2に議会証言（経済、景気後退の可能性、ドル安、住宅、
信用市場）」
ユンケル・ルクセンブルク首相兼財務相
「過剰な為替変動は望ましくない」
カーニー・カナダ中銀総裁
「米連銀の動向が政策決定要因に」
S&P
「サブプライム関連の評価損が2850億ドルに達する可能性」
「評価損の大きな部分は既に計上済みの可能性」
「大手機関にとっては終息の兆しが見えてきた」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場： （始値） （高値） （安値） （終値）
ドル・円 100.19 101.24 99.77 100.65
ユーロ・ドル 1.5564 1.5646 1.5550 1.5633
ユーロ・円 155.93 157.68 155.56 157.32
ドル・スイス 1.0111 1.0161 1.0045 1.0101
ポンド・ドル 2.0319 2.0391 2.0282 2.0330
株式市場：
NYダウ 12096.49 12215.35 11875.78 12145.74
ナスダック 2216.14 2272.55 2199.38 2263.61
債券市場： （始値） （終値）
米国債 2年物 1.618 1.630
米国債10年物 3.460 3.528
米国債30年物 4.410 4.448
先物市場：
NY金先物 997.5 1001.0 992.8 993.8
NY原油先物 109.85 111.00 109.10 110.33
最終更新:3月14日6時38分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080314-00000002-fis-brf
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