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(回答先: 国際石油カルテル「OPEC」・・・ 石油からの超過利益はないよりあった方が良い 【ロシア・ノーボスチ通信】 投稿者 hou 日時 2008 年 3 月 11 日 00:47:59)
http://jp.rian.ru/analytics/economics/20080305/100684647.html
フランスのルノー社は、2月29日、10億ドルでロシアの自動車大会社、「AvtoVAZ」社の防御が可能な株数、25%+1株を取得した。世界の大自動車会社の1つが、「AvtoVAZ」社において自動車生産を2倍にする事を確約したわけだ。そして、恐らく、すでに夏には同社の防御のみならず経営権を獲得できる株数を取得する予定だ。つまり、祖国の自動車産業は、「AvtoVAZ」社を基礎にして自国の力で復活させる計画を最終的に見限り、今後は外国の巨人ルノーの力によって立ち上がることになる。
フランス人が「AvtoVAZ」社の4分の1の株を取得するために支払った10億ドルは非常に時宜に即していた。それは、トリアッチ自動車工場の指導部によれば、借金返済と他の緊急を要する目的に使われる。
ルノーと「AvtoVAZ」は売買取引と同時に、戦略パートナー協定を結んだ。この協定によれば、昨年77万台生産した「AvtoVAZ」社は2012年までに、「ラーダ」、ルノーそして日産(この日本のメーカーはすでに大分前からルノー社の傘下にある)のブランド名で150万台生産することになる。ルノーと「AvtoVAZ」が特に強調しているのは、彼らの協力の主要構想は、「ラーダ」ブランドを残すことである。尤も、新しい「ラーダ」は今後は「ルノー」社の所有の生産台で設計開発されることになるが。
すでに今年に夏にはルノー社は、「AvtoVAZ」社の株をさらに25%取得し、同社の筆頭株主になる可能性がある。9月には、ロシアとロンドン株式市場で同時に「AvtoVAZ」社の株の公開発行を行なうことを計画している。
総じて言えば、新しいパートナーの計画は壮大なものだ。しかも、フランス人は最初から、「AvtoVAZ」社の中で根幹的立場に自分の最高経営陣を任命することにより、この事業に最初から真剣に取り組むつもりである。ルノー社からの人材がトリアッチにて生産、計画立案、そして買い付けに対し責任を持つ。国内市場で東西からの競争相手に押し退けられている巨大なロシアの自動車会社はこのような強力なパートナーを得たことはただ喜ぶばかりである。
同時に、取引きは、ロシアの自動車産業がどのような道を進むのか、自分自身の力に頼るのか、あるいは、祖国市場に外国の巨人に広く門戸を開放し、彼らの若いパートナーになるのか、という長い論争に終止符を打つことになった。
現在まで、ロシアの自動車市場の多くの部分をすでに取得した外国会社はロシア市場に2つの道で進入してきた。最初の場合は、彼らは、例えば、フォード社がレニングラード州に進入したように、自社の独力だけでロシアに生産体制を設置する場合だ。後者の場合は、ロシアのパートナーと組んで合弁会社を作る場合だ。これは、Generel Motorsがやった方法だが、まだ2002年だった時に上述の同じ「AvtoVAZ」社と共に合弁企業「GM-AvtoVAZ」を設立しロシア市場に進出した例だ。ルノー社については、ロシアの大自動車メーカーに直接資本参加して来て、近々筆頭株主になる可能性がある。
知られているように、まだ2年前「AvtoVAZ」社には全く別の計画があった。2005年の末に、同社の支配権は国営企業「ロスオボロンエクスポート」社が取得した。(この会社は現在も「AvtoVAZ」をフランス社に売っている)。「ロスオボロンエクスポート」社の経営陣にはその時、現在のフランス人にある計画と殆ど同じような計画、すなわち、自動車生産を新しいモデルにより年産100万-150万台まで増大し、そのために一辺に4台の新しい自動車生産設備を創設するというナポレオン計画があった。2006年には産業及びエネルギー省は「ロシア自動車産業の発展構想」の概念を作った。この構想は「AvtoVAZ」社を発展させることと同一概念の元で練られた。その時この構想のために50億ドルもの国家資金を投資する計画があったほどだ。しかしロシア政府は停車することに間に合いすでに大分前に去っていた汽車に跳び乗らないで済んだ。