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(回答先: エコノミストが無意識に考えてしまう外需主導の日本経済(KlugView) 投稿者 そのまんま西 日時 2008 年 3 月 05 日 01:14:09)
当たり前のことなんですが今の経済学を主体にしていると、そう考えざる負えないのですね。
今の経済学というのは、とにかく生産ありきであり、それが伸びれば景気が回復するという論理です。そこには消費需要が無限に存在するというような安易な前提の上に成り立っています。貯蓄が存在していれば需要が発生するが無い場合は発生しないと言うことがわかっていないのです。ケインズ経済はこのことが抜け落ちているのです。それ故に発展途上国はなかなか発展しないのです。日本の今の経済学者は、デフレという物がなんたる物か知らない物ですから、むやみやたらと生産量を増やすよう進言するだけなんですね。そして彼らもわかっているんですよ、内需が無いから国内では売れないことが、だから外需の動向次第で景気が左右されると思っているんですね。
だけど実際は外需が増えても、国内にその資金が環流しないから、デフレが解消しないわけです。しかし都合のいいことに、統計資料が良くなるわけです。それは外需用の国内生産量が増え、外国からの還流資金も増えますから。2千5年の資料が少し良くなったからそれを外国のメディアは日本経済が持ち直したと見ているようなところがありますが、もうすぐそのメッキも剥げるでしょう。実際はデフレがより深刻化していることが明らかになってね。
実際のところ実質GDPを経済の基礎資料にしている限り、政府担当者や経済学者は、生産量を増やせば統計資料が良くなると言うのを知っているから、外需用の生産量の増加を歓迎するだろう。国内が飢餓でも体裁は保てるからね。今の経済学だとこういうのが精一杯だね。
少なくともデフレにおいては名目GDPを基礎に置かなければならないぐらいはもう気が付いて欲しい物だ。
デフレは内需が大事であり、そのためには資金が消費者側に優遇される政策が必要であり、国内の売り上げを増やすのを目標にしなければならない物だ。しかし旧態依然の経済学を踏襲している人達は、生産量を増やすこと以外に何ら政策を持ち合わせていないのが現状だ。
できるだけ早く間違った経済学を卒業し、デフレやインフレに対して正しい解決策を持っているハートランド理論が早く世間一般に広まることを願ってやみません。
(http://www.eonet.ne.jp/〜hitokotonusi)