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原燃原因不明に困惑 再処理工場金属棒変形
http://www.asyura2.com/08/genpatu5/msg/124.html
投稿者 あややの夏 日時 2008 年 12 月 12 日 09:40:53: GkI4VuUIXLRAw
 

(回答先: 金属棒L字形に変形 青森・再処理工場 投稿者 あややの夏 日時 2008 年 12 月 12 日 09:38:11)

12月12日6時13分配信 河北新報

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081212-00000003-khk-l02

 「どうしてこんなに曲がったのか…。初めてのことだ」。使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)の高レベル放射性廃棄物のガラス固化試験で、ガラス溶融炉をかき混ぜる金属棒が曲がったトラブル。事業者の日本原燃は、ガラス固化技術に問題はないとしながらも、原因不明の状況に困惑している。一方、繰り返される固化試験の中断や試運転完了(完工)の延期に、反対派からは技術の未熟さを批判する声が相次いだ。

 「ここまで曲がるのは想定していなかった」。原燃が11日、県庁で開いた記者会見。鈴木和史報道部長は予想外の事態に戸惑った様子を見せた。炉底を金属棒でかき混ぜる手法は茨城県東海村の実験炉で既に確立された技術だからだ。

 東海村ではもちろん、六ケ所村のガラス溶融炉でも、これまで金属棒が90度に曲がったことなど一度もない。原燃は金属棒が一種の補助工具だとして、ガラス固化技術そのものの問題性は否定したが、原因不明のトラブル発生に焦りの色は隠せなかった。

 この状況に、反核燃団体は憤りを募らせる。

 六ケ所村の住民らでつくる「花とハーブの里」は偶然にも原燃が記者会見を開く約一時間半前、再処理工場の安全上の問題について県に質問状を出していた。工場から約6キロの場所に住む菊川慶子代表は「ガラス固化はできないことが証明された。致命的なことで、事業は白紙に戻した方がいい」と語った。

 核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会共同代表で、青森県議の鹿内博さんは「金属棒の操作上の問題ではなく、炉の設計技術が未確立だということだ。再処理工場は商業施設だと言うが、実験施設にすぎない」と非難した。

 監督官庁の経済産業省原子力安全・保安院は「原燃の原因分析を待つしかない」としながらも、「こう何度もトラブルが起きるとどうなんだ、とは思う」(原子力事故故障対策室)と話した。

 青森県の三村申吾知事は福岡県に出張中で、コメントを出さなかった。  

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